防衛産業世界市場調査 2013:ビジネス見通し、主要市場分野および市場機会
株式会社グローバル インフォメーションは、米国の市場調査会社Strategic Defence Intelligenceが発行した報告書「Global Defense Survey 2013 - Business Outlook, Key Markets and Opportunities (世界の防衛産業調査:事業見通し、主な市場と市場機会)」の販売を開始しました。
世界の防衛産業界からの回答者の大多数が、「世界的な防衛予算削減につながる経済危機」が今後2年間に世界の防衛産業に影響を与える最重要な動向だろうと見なしています。聞き取り調査の結果を見ると、防衛機関回答者の71%ならびに防衛産業の企業各社の回答者の66%が、「防衛予算に対する圧力」がそれら機関や企業の事業戦略を変えさせた主要な要因だとしています。欧州およびアジア太平洋地域の回答者は特に、「世界的な防衛予算削減につながる経済危機」と「アジア諸国の防衛支出増加を招いている、中国の大幅な防衛支出の増大」とが世界の防衛産業における最も重要な動向であると強調しています。
防衛機関の幹部級の人々は「業者のサービスパッケージをさらにカスタマイズができるようにすること」ならびに「国際的な供給業者の認証と品質」が、補修部品サービスサポートとMRO (整備、修理、オーバーホール) の分野で最も重要な潮流となっているとしています。それに比較して、防衛産業各社の回答者の60%が「PMA 認証の拡大と使用法」を、42%が「業務性能規定型契約」を、また40%が「業界の企業整理統合」を、それぞれ補修部品サービスサポートおよびMROの分野で最も大きな影響を与える新動向であると述べています。
調査結果によると、次の5年間について、購入者側回答者は供給側に対して「価格低減」、「運営資金の最適化とコスト低減とを目指した協力体制」、「納品に関する柔軟性の向上」、ならびに「製品の技術革新」によって購入者側への助けとなってくれることなどを要求しています。またこの調査結果は「運営資金の最適化とコスト低減とを目指した協力体制」、「顧客サービスの改善」および「価格低減」といった要素が、今後5年間にわたって防衛産業各社が供給業者側に対して望む主要項目であることを示しています。さらに他のサービスプロバイダーからの回答者は、次の5年間については「運営資金の最適化とコスト低減とを目指した協力体制」、「製品の技術革新」、および「研究開発に関する協業」とが、供給側業者に対して特に期待する事項であるとしています。
市場調査レポート: 世界の防衛産業調査:事業見通し、主な市場と市場機会
Global Defense Survey 2013 - Business Outlook, Key Markets and Opportunities
http://www.gii.co.jp/report/sdi263394-global-defense-survey-business-outlook-key-markets.html
出版日: 2013年02月28日
発行: Strategic Defence Intelligence
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