血液疾患用薬剤および診断法の世界市場、2017年までに991億米ドルに

株式会社グローバル インフォメーションは、米国の市場調査会社BCC Researchが発行した報告書「Drugs and Diagnostics for Hematological Disorders: Global Markets (血液疾患向け薬剤および診断：世界市場)」の販売を開始しました。

血液の病気の分野は非常に幅広く、多くの種類の疾病がこの分野に入ります。赤血球に影響する病には、貧血、鎌状赤血球貧血、真性赤血球増加症などがあります。白血球に影響する病の代表的なものが、リンパ腫と白血病です。血小板減少症やヘパリン、本態性血小板血症は、血中の血小板に影響を与えます。敗血症や血友病は、体内の血漿体をターゲットとします。血液のガンには大きく三種類あります。白血病は血液や骨髄に見つかるガンで、白血球の異常な増加によって引き起こされます。リンパ腫はリンパ系に影響を与えるタイプの血液ガンです。そして骨髄腫は血漿体のみを狙うガンです。

2012年、血液疾患用の薬剤および診断法の世界市場は、729億米ドル規模と見られていました。2017年にはこの市場は991億米ドルに成長し、2012年から2017年までの複合年間成長率は6.4％と予想されています。血液疾患の世界市場は、2012年は493億米ドルでしたが、2017年までには647億米ドルに達する見込みです。この成長が遅い理由は、血液疾患の治療に対する年間コストの削減や、Lovenox、Plavix、Procrit/Epogen、Aranesp、そしてNeulastaの特許期限が切れることにあります。2010年、これらの薬品は世界の血液疾患市場に320億米ドルの収益をもたらしていました。

当レポートは、血液疾患および血液ガンのスクリーニング、試験、治療手段に関する詳細な情報を提供しています。新しく革新的な技術に対するニーズが高まり、この業界は大きく成長しつつあります。当レポートで取り上げている多くの病は、子どもにも高齢者にも影響します。当調査は、血液疾患および血液ガンの臨床管理に対する診断方法や治療戦略について検証します。

市場調査レポート: 血液疾患向け薬剤および診断：世界市場
Drugs and Diagnostics for Hematological Disorders: Global Markets
http://www.gii.co.jp/report/bc263924-drugs-diagnostics-hematological-disorders-global.html
出版日: 2013年03月07日
発行: BCC Research

【本件に関するお問合せは下記まで】
株式会社グローバルインフォメーション
Tel：044-952-0102
e-mail：jp-info@gii.co.jp
URL：http://www.gii.co.jp/pharmaceutical_report.shtml
〒215-0004
神奈川県川崎市麻生区万福寺1-2-3 アーシスビル7F