欧州の婦人科系画像システム市場では、胸部画像システム部門が大きく成長する見込み
株式会社グローバル インフォメーションは、ミレニアムリサーチグループが発行した報告書「European Markets for Women's Health Imaging Systems 2012 (欧州の婦人科系画像システム市場動向:2012年)」の販売を開始しました。
欧州における婦人科系医療画像システム市場の大部分は、今後5年間に下落する見通しではあるもの、胸部画像システム部門の成長によって、全体的な収益は若干増加すると、ミレニアムリサーチグループでは予測しています。より高価な革新的システムの普及が、胸部画像システム部門を拡大させる見込みです。
欧州の経済危機は、予防医療の様々な分野に深刻な打撃を与えました。医療予算の引き締めによって、婦人科系医療画像の全分野が、今後2-3年間は全般的に落ち込む見通しとなっています。
ユーザーが、高価な設備の交換時期を引き伸ばすために、婦人科系画像システムの売上げは低下し、価格も下落すると見られます。経済が回復し、医療施設が遅らせていた設備交換に着手するにつれ、市場も回復するでしょう。
胸部画像システムは、婦人科系画像システム市場において5割以上のシェアを占めています。
そして、デジタル胸部断層撮影(デジタルトモシンセシス、tomosynthesis)といった高額な最新の診断用胸部画像システムが、2016年まで大幅に成長する見通しです。
こうしたシステムは現行システムと比較して、より詳細な立体画像による腫瘍の診断が可能となります。
さらに、新たなダイレクト・ラジオグラフィ(DR)フルフィールド・デジタルマンモグラフィ(FFDM)システムは、マンモグラフィ部門におけるシェアを拡大しつづける見込みです。2011年には、総販売数の75%を占めていましたが、2016年にその割合は97%以上に増加すると予想されています。
DR FFDMシステムは、コンピューテッド・ラジオグラフィ(CR)FFDMや、フィルムスクリーン・マンモグラフィシステムよりも、スピードの速さ、ワークフローの円滑さ、他の医療システムとの統合のしやすさといった面で優れています。
しかし、効率性が高いために、少数のDR FFDMシステムが、これまでと同じ量の処理をこなすことになります。 その結果、CR FFMやフィルムスクリーン・マンモブラフィシステムがDR FFDMシステムに交換される際には、設置されるマンモグラフィシステムの総数は減少する見通しです。
市場調査レポート: 欧州の婦人科系画像システム市場動向:2012年
European Markets for Women's Health Imaging Systems 2012
http://www.gii.co.jp/report/mrg233586-european-markets-womens-health-imaging-systems.html
出版日 2012年02月
発行: Millennium Research Group
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