消化器系の健康に気を使うアメリカの消費者、日々の食物繊維摂取を見落としがち
株式会社グローバル インフォメーションは、Packaged Factsが発行した報告書「Fiber Food Ingredients in the U.S.: Soluble, Insoluble, and Digestive-Resistant Types, 2nd Edition (米国の繊維食品成分市場:水溶性・不溶性・消化耐性種類)」の販売を開始しました。
2012年、アメリカ人が健康面でもっとも気を使うのは消化器系でしたが、多くの人はまだ1日の食物繊維の推奨摂取量の半分しか摂取していません。消化器系の健康を促進する方法を消費者に提供するため、食品メーカーは食物繊維を強化した新しい食品の市場への導入を実行しています。当レポートでは、この市場はまだ生まれたばかりで成長力があると述べています。
食品を考案するにあたって、現在は50以上の食物繊維食材が存在しています。Packaged Factsの予想では、食物繊維食材のいくつかは、「多用途に使える食材であること」、「市場の新規参入者であり、大手食品メーカーの関心を引いていること」といった理由により、早い速度で成長するだろうと、同社の調査ディレクター、David Sprinkleは述べています。それでも、認知度が高く、政府もバックアップする穀物由来、特に全粒粉を含む商品と競争できる食物繊維食材は少ない状況です。
Sprinkleによると、「いくつかの食物繊維食材の導入、特にそのうち新種と分類されるものの多くは、食物繊維強化食品という新カテゴリー全体の開発に貢献してきました。このカテゴリーは特定の食物繊維食材の成長を活性化しています。もっとも強い傾向は穀物由来食品、特に『全粒粉由来』として売られている食物繊維成分の促進です。」
全粒粉やその他の食物繊維含有源に対する関心の高まりは、食物繊維の摂取に重点を置いた提言を盛り込んだ、2010年の「アメリカ 人のための食生活指針」にさかのぼることができます。また、公立学校で提供するパンには51%以上の全粒粉を含むことを求める、2014年7月1日発効の米国の法律も市場を推進させています。2012年7月1日時点でも、ランチウィーク中に生徒に提供される穀物の最低半分は全粒粉が豊富でなければなりません。食品メーカーによる製品開発や改質への取り組み、そしてひいては食物繊維食材ビジネスそれ自体に対する影響は計り知れません。
市場調査レポート: 米国の繊維食品成分市場:水溶性・不溶性・消化耐性種類
Fiber Food Ingredients in the U.S.: Soluble, Insoluble, and Digestive-Resistant Types, 2nd Edition
http://www.gii.co.jp/report/pf255487-fiber-food-ingredients-us-soluble-insoluble.html
出版日: 2012年11月16日
発行: Packaged Facts
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