2013年の世界における海軍用艦艇および水上戦闘艦の市場規模は289億米ドルとなる見込み
株式会社グローバル インフォメーションは、米国の市場調査会社Strategic Defence Intelligenceが発行した報告書「The Global Naval Vessels and Surface Combatants Market 2013-2023 (世界の軍艦・水上戦闘艦艇市場)」の販売を開始しました。
この市場はコルベット艦、フリゲート艦、駆逐艦、揚陸艦、および航空母艦から成りますが同調査レポートの市場予測期間内においては、主としてアジア太平洋地域ならびに北米地域での近代化計画構想により、わずかながらも成長を遂げるものと予測されています。この市場は上記市場予測期間内に年平均成長率(CAGR) にて0.2%の成長を示し、2023年までにその規模は293億米ドルに達するものと見られます。海軍用艦艇および水上戦闘艦の世界市場で大多数を占めるのは駆逐艦となる見込みで、それにコルベット艦、フリゲート艦、そして航空母艦が続きます。この市場予測期間内における海軍用艦艇および水上戦闘艦に対する世界全体の累積支出額は3007億米ドルに達するものと見られています。
大きな財政赤字を抱えているにもかかわらず、北米地域が上記市場予測期間において海軍用艦艇および水上戦闘艦市場における最大のシェアを占め、そのシェアは35%に達すると予測されています。アジア地域では好調な経済成長、領土紛争、国内不安、ならびに近代化計画を背景にして海軍用艦艇および水上戦闘艦に対する相当な需要が生まれ、二番目に魅力の高い市場となると見られており、そのシェアは上記市場予測期間において27.4%に達すると予測されています。欧州は膨大な財政赤字に直面する国々を抱えて経済危機の矢面にさらされていることから、上記市場予測期間においては市場は減退するものと予測されます。
このように欧州諸国では長期的な近代化計画は延期し、緊急の軍事作戦上の要件だけに力点を置かざるを得ない状況となっています。しかし欧州市場の中でロシア一国だけは、2008年に開始された広範囲に及ぶ軍改革計画に後押しされてプラスのCAGRを示すこととなる見込みです。南米諸国でも、ブラジルやチリ、ベネズエラ、またコロンビアといった国々がその地域での軍事的優位性を確立するため軍拡競争に突入していることから、上記市場予測期間内に海軍艦艇の近代化を進めるものと予測されています。これら南米諸国では積極的な近代化戦略が推し進められていることから、上記市場予測期間においては4.1%のCAGRを示すものと見られています。中東地域は世界市場全体の内の5.2%を占めるに過ぎませんが、この地域では上記市場予測期間内にわずかながらも市場が縮小するものと予測されています。
市場調査レポート: 世界の軍艦・水上戦闘艦艇市場
The Global Naval Vessels and Surface Combatants Market 2013-2023
http://www.gii.co.jp/report/sdi268560-global-naval-vessels-surface-combatants-market.html
出版日: 2013年04月13日
発行: Strategic Defence Intelligence
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