エンジニアリング樹脂とポリマーアロイ・ポリマーブレンドの世界市場における取引量、2018年には280億ポンドに
株式会社グローバル インフォメーションは、米国の市場調査会社BCC Researchが発行した報告書「Engineering Resins, Polymer Alloys and Blends: Global Markets (エンジニアリング樹脂・ポリマーアロイ・ポリマーブレンドの市場)」の販売を開始しました。
取引量でみた世界のエンジニアリング樹脂およびポリマーアロイ・ポリマーブレンド市場は、2012年には220億ポンド超に達したとみられており、2018年には280億ポンドに上ると予想されています。2012年からの5年間の年平均成長率(CAGR)は、4.4%になるとみられます。
最大の市場は、世界市場の55%近くを占めるアジアで、次いで欧州、南北アメリカとなっています。アジア市場は向こう5年の間にも拡大が見込まれますが、過去10年間に普及率が大幅に上昇したことから、成長率は鈍化するとみられます。時価ベースでみた世界市場の規模は、2012年には約430億米ドルに達したとみられています。さらに2018年には、550億米ドルにまで拡大する見通しです。
総売買高の60%強を占めたポリカーボネートとポリアミド市場が、最も注目を集める市場だったことは明らかです。向こう5年間において、この状況が変わることはないでしょう。アロイとブレンドの開発が推進される主な要因は、高効率の新製品と製品の特性をカスタマイズする能力を商品化するまでの期間とコストが縮減されたことです。医療用プラスチックの需要は、特に人工装具と最小侵襲性の手術器具の分野を中心に、梱包材への適用を上回る見通しです。梱包材部門におけるプラスチックの利用は主に、コストに左右されています。エンジニアリング樹脂の使用は、汎用樹脂よりも早い速度で増加するとの見方が大半を占めています。医療機器向けの樹脂の利用が増加したことにより、需要が高まっているためです。
プラスチック製で滅菌済みの使い捨て医療機器は、プラスチック製および非プラスチック製を合わせて、再使用可能な医療機器に広く取って代わっています。その唯一最大の要因は、医療環境における感染症拡大に対する懸念です。さらにこうした傾向は、使い捨て製品と再利用可能な製品のコストパフォーマンスの違いによって後押しされています。
同レポートは、エンジニアリング樹脂とポリマーアロイ・ポリマーブレンド市場に関する詳細な分析の結果を示すことを目的としています。これら樹脂の用途は適用と分析結果別に分類されており、また、報告書には、同一樹脂の間における競争や、熱可塑性物質と熱硬化性樹脂の一部製品に関する分析なども含まれています。
市場調査レポート: エンジニアリング樹脂・ポリマーアロイ・ポリマーブレンドの市場
Engineering Resins, Polymer Alloys and Blends: Global Markets
http://www.gii.co.jp/report/bc63269-resin-polymer.html
出版日: 2013年04月08日
発行: BCC Research
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