世界の食品保存料市場、2017年には44億米ドルに到達
グローバル インフォメーションは、米国の市場調査会社BCC Researchが発行した報告書「Global Markets for Controlled Intelligent Packaging, Preservation and Shelf-Life Extension for Food and Beverages (飲食品のコントロールインテリジェントパッケージング・保存・保存期限延長の世界市場)」の販売を開始しました。
飲食産業の隆盛は、適切な保存と包装技術に依存しています。食の安全性は市場を活性化させる重要な側面であり、日々の食品に新しく革新的な保存技術を取り入れるという現在進行中の開発を後押ししています。
さらに、消費者の食に対する嗜好の変化や多文化的食習慣、グローバル化、多国籍の労働文化、支出許容額の増加、貿易規制、加工、その他の要素が、食品の加工業者・製造業者に対し、食品保存、包装、消費期間の延長技術、そして見せ方といった要素への、最先端の科学的プロセス開発の強化を迫っています。
フルーツや野菜と言った生鮮食品は人間の栄養源としてもっとも重要なものであり、ストレスが多く厳しい現在のライフスタイルの中で健康を維持するには、生鮮食品を摂取することがなにより必要です。生鮮食品に対する需要の拡大は、独創的な天然の保存料の開発をメーカーに促しています。保存から最先端の包装、冷蔵、冷凍まで、メーカーや加工業者は、飲食品が食費者の要求を満たす味や鮮度、安全性、衛生性を達成・保持できるよう、あらゆるリソースを活用しています。
世界の保存技術市場(保存料、包装、その他消費期限の延長要素を含む)全体の成長は、2010年から2011年の間は良好でした。また、2012年から2017年までの複合年間成長率(CAGR)は3.3%と予想されています。飲食品の包装が市場のトップにおり、2011年の収益は2674億米ドルで、2017年までCAGR2.1%の拡大が期待されています。冷凍・温熱市場がそれに続き、2010年に1101億米ドルだった収益は2011年には1130億米ドルとなっています。容器封入や照射殺菌などの保存技術が2011年に439億米ドルで、2012年から2017年のCAGR8.4%での成長が確実視されています。食品保存料市場は2011年に30億米ドル近い売り上げでしたが、5年間に6.7%のCAGRで成長し、2017年には44億米ドルの市場価値になると予測されています。
市場調査レポート: 飲食品のコントロールインテリジェントパッケージング・保存・保存期限延長の世界市場
http://www.gii.co.jp/report/bc265102-global-markets-controlled-intelligent-packaging.html
出版日: 2013年03月28日
発行: BCC Research
【本件に関するお問合せは下記まで】
株式会社グローバルインフォメーション
Tel:044-952-0102
e-mail:jp-info@gii.co.jp
URL:http://www.gii.co.jp/topics/MR12_jp.shtml
〒215-0004
神奈川県川崎市麻生区万福寺1-2-3 アーシスビル7F

