世界の内視鏡装置市場は、2022年までに758億米ドル規模に達する見込み
株式会社グローバル インフォメーションは、ビジョンゲインが発行した報告書「Endoscopy Devices: World Market Outlook 2012-2022 (世界の内視鏡装置市場の展望:2012-2022年)」の販売を開始しました。
世界の内視鏡装置市場の売上げは、2010年に233億米ドルでしたが、2022年までに758億米ドルに達すると、ビジョンゲインでは予測しています。
医療機器産業は、主に患者のデモグラフィーの変化によって、この10年間に大きく成長しました。
医療機器市場の主要な成長要因として、内視鏡が挙げられます。内視鏡は、より低侵襲な治療や診断に対する患者需要の増加によって、近年急速に発展しました。
これまで、病状の原因を特定するためにX線やMRIといった画像スキャンを経た後で、受けるのが内視鏡検査であると考えられてきました。
しかし、近年の技術進歩と用途の拡大が、内視鏡市場の成長を促進させています。新たな革新的なデバイスが、画像品質を向上させ、これまで困難と見なされてきた体の部位へのアクセスを可能にしています。
医師は、今では内視鏡を、診断および治療における主要な方法と認識しており、将来的には画像スキャンの前に、内視鏡処置を行なうようになるでしょう。
医療業界アナリストであるHemant Mistryによれば、「世界的な人口の高齢化が、関節炎や癌といった加齢にともなう疾患を増大させています。それに応じて、腹腔鏡手術などの低侵襲処置に対する患者の需要も急増しています。
また、人口の高齢化は、大腸癌の増加の原因にもなっていますが、大腸内視鏡検査や、カプセル内視鏡といった早期のスクリーニング処置によって、大腸癌の死亡率を90%まで減らすことが可能です。
このような予防的なスクリーニング法に対する患者意識の高まりが、消化管内視鏡検査の需要をけん引すると見られます。」
市場調査レポート: 世界の内視鏡装置市場の展望:2012-2022年
Endoscopy Devices: World Market Outlook 2012-2022
http://www.gii.co.jp/report/kt233141-endoscopy-devices-world-market-outlook-2012-2022.html
出版日 2012年01月
発行: Visiongain
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