英国の防衛支出は年平均成長率2.33% で推移
株式会社グローバル インフォメーションは、ICD Researchが発行した報告書「The UK Defense Industry - Market Opportunities and Entry Strategies, Analyses and Forecasts to 2016 (英国の防衛産業:市場機会・市場参入戦略・分析・予測(~2016年))」の販売を開始しました。
英国は、世界最大の防衛大国のひとつです。防衛予算が高水準であるため、英国への防衛機器の供給を望む企業には、膨大な市場機会があります。英国の防衛予算は、2007年から2011年の間、年平均成長率(CAGR)2.33%で増加しました。しかし世界的な金融危機による財政引き締めによって、2012年から2016年のCAGRは、3.21%減となる見通しです。英国は税制赤字の削減を目指しており、防衛支出額のGDPにおける割合は、2007年から2011年の間は平均2.4%でしたが、2012年から2016年には、それが1.8%に下落すると予想されています。
テロの脅威が増大するなかで、英国は2012年のオリンピックを安全に開催しなくてはなりません。テロ活動の脅威に対する備えが、英国の防衛支出をけん引する主な要因になるでしょう。さらに、英国の防衛支出は、平和維持活動やテロとの闘いによって、うながされる見込みです。2009年から2010年の間に、英国は380万英ポンド(610万米ドル)を、アフガニスタンの平和維持活動のみに支出しました。
2012年から2016年にかけても、この状況は続く見通しです。英国政府は、増大する財政赤字を制御するために、今後5年間における防衛費の削減を表明しました。こうした防衛費の削減は、防衛機器調達の減少につながるために、国内の防衛関連企業にマイナスの影響を与えると予想されます。英国では、2010年10月に戦略的防衛及び安全保障の見直しが実施されました。この見直しによって、2013年までに、陸、海、空軍における17,000人の防衛要員と、25,000人のスタッフが削減される見通しです。
市場調査レポート: 英国の防衛産業:市場機会・市場参入戦略・分析・予測(~2016年)
The UK Defense Industry - Market Opportunities and Entry Strategies, Analyses and Forecasts to 2016
http://www.gii.co.jp/report/icd233027-uk-defense-industry-market-opportunities-entry.html
出版日 2012年02月
発行: ICD Research
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