スマートグリッドサイバーセキュリティへの累積投資額は2018年に140億米ドルへ
株式会社グローバル インフォメーションは、パイクリサーチが発行した報告書「Pike Pulse Report: Smart Grid Cyber Security Governance, Risk Management, and Compliance (スマートグリッドのサイバーセキュリティにおけるガバナンス・リスク管理・コンプライアンス)」の販売を開始しました。
多くの点で、スマートグリッドサイバーセキュリティの話題は、ここ数ヶ月の間、静かになっています。
メーターへの不正侵入が話題となり、毎日新製品が投入されたのは、過去のことになっています。
2010年6月に出現したStuxnetワームさえ、多くのユーティリティ企業のCIOやセキュリティ管理者のレーダーから外れているようです。
しかし、残念ながら、スマートグリッドセキュリティの問題に対する対策は、この1年間ほとんど進行していません。つまり、スマートグリッドの設置が普及しているなかで、この問題がこれまで以上に深刻になっています。
幸いなことに、ユーティリティ企業の運用チームが、過去12-18ヶ月の間に、サイバーセキュリティの知識を深め、セキュリティ保護製品について自由に話し合い、議論の場を求めていることが、朗報といえます。
こうした議論によって、今後数年間に、スマートグリッドのサイバーセキュリティ部門は、大きく成長する見通しです。
2011年から2018年における、スマートグリッドサイバーセキュリティへの累積投資額は、140億米ドルに達すると、パイクリサーチは予想しています。
「サイバーセキュリティは、多くのユーティリティ企業にとって、未だにチェック欄に印をつけて確認するだけで、コンプライアンス監査に必要なものにだけ支出をするといった状況です。」と、シニアアナリストのBob Lockhartは述べています。
「スマートメータリング等の技術の構想から設置までに10年近くがたち、サイバーセキュリティへの取り組みは、これまでよりもかなり思慮深くなっています。しかし、ひとつ変化していないのは、攻撃側よりもサイバーセキュリティが、依然として大きく遅れをとっていることです。」
市場調査レポート: スマートグリッドのサイバーセキュリティにおけるガバナンス・リスク管理・コンプライアンス
Pike Pulse Report: Smart Grid Cyber Security Governance, Risk Management, and Compliance
http://www.gii.co.jp/report/pike233067-pike-pulse-report-smart-grid-cyber-security.html
出版日 2012年02月
発行: Pike Research
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