Douglas-Westwood社が2012年から2016年におけるイラクならびにクルド地域の石油掘削・油田施設市場に関する総合的業界調査を実施
株式会社グローバル インフォメーションは、Douglas-Westwoodが発行した報告書「Iraq and Kurdistan: Drilling & Oilfield Services Market (イラクおよびクルディスタンの掘削・油田サービス市場)」の販売を開始しました。
イラクの石油産業部門の潜在的規模は現代になってからは前例のない程のものであり、掘削や油田施設業界にとってはきわめて大きなビジネスチャンスです。しかしながら、これまでの履歴情報が限られており、またきわめて複雑な政治的状況下にあるため、現実的なデータを入手したり市場予測を立てたりするのは大変な難題です。このような状況にあることから、Douglas-Westwood ではイラクの掘削および石油施設市場に関するレポートを作成することにしました。同レポートは設備サービス企業にとってサービスラインによる具体的なビジネス機会とリスクとの評価に役立ち、また運営企業にとって、イラクの北部および南部における補給品の供給力や、石油掘削リグの入手性や関連サービスなど業務機能の利用可能性についての見通しを立てるのに役立つものとなっています。
同レポートでは、市場に関して筋立てに基づく分析手法を採っており、イラク政府の野心的な目標立てと結びついた高成長シナリオや、また次にはサプライチェーンの制約やインフラ上のボトルネック、またその他の要素を考慮した制約を受けた成長シナリオの分析を行っています。市場予測については掘削サービス分野、油田設備、および運営事業に分けた予測を示しています。
Douglas-Westwood の分析による制約下の成長シナリオでは、2016年までにイラクにおいては石油生産量は500万バレル/日に増加し、またクルド地域では100万バレル/日に増加する見込みとなります。このシナリオ下では掘削能力に制約がある中で2016年までに1500の油井を掘削する必要があります。
同レポートの共著者であるIsla Parsons 氏は次のように述べています。「南イラクの老朽化が進む巨大油田での生産量拡大が連邦政府の主要優先目標となっています。プロジェクトは国際的石油企業にとって魅力的な規模を持つ上に、生産コストが世界でも最も低い部類に属します。しかしながら、これまでは契約条項や運営条件の困難さから投資収益率が抑えられてしまう傾向がありました。また国有の石油・ガスインフラも貧弱な状況にあり、パイプラインや輸出施設、また水や電力供給に対して巨大な投資が必要となっています。」
イラク北部の準自治地域であるクルド地域も関心を集めています。生産量はイラク全体の生産量の5%以下でしかありませんが、埋蔵量は膨大なものがあります。クルド地域のビジネス契約はリスクを受け入れる石油探査企業を引きつけられるように意図して作られており、すでに50社が同地域で活発に活動しています。
市場調査レポート: イラクおよびクルディスタンの掘削・油田サービス市場
Iraq and Kurdistan: Drilling & Oilfield Services Market
http://www.gii.co.jp/report/dw260095-iraq-kurdistan-drilling-oilfield-services-market.html
出版日: 2013年01月22日
発行: Douglas-Westwood
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