OLED(有機EL)照明市場予測
株式会社グローバル インフォメーションは、ナノマーケッツが発行した報告書「NanoMarkets OLED Lighting Forecast - Q2 2012 (OLED照明市場予測:2012年第2四半期)」の販売を開始しました。
OLED(有機EL)照明市場の全体的な見通しは依然として堅調であるものの、大量生産技術の適用によって、今後2年の間にOLED価格は大幅に下落すると、ナノマーケッツは予測しています。
この価格下落傾向は、今後3年間、OLED照明の収益を削減すると見られます。
その後、OLED照明の効率、パネルサイズ、光強度が向上し、OLED照明は、住居や業務用の照明市場といった大量市場で使用されようになるでしょう。
特に、OLED照明は、エネルギー効率の向上、価格の低下、美観の改善によって、広くオフィスで使用されている一般的な蛍光照明パネルと、かなり競合する可能性があります。
そして2017年までに、OLED照明器具の売上高の75%以上は、商用、産業用建物向けの照明によってもたらされるようになる見通しです。
2012年には、OLED照明の売上高のほぼ90%は、高級照明、大規模ショールーム設備、照明デザーナーへの販売から得られると見られます。しかし、2017年までには、この割合は1%未満に下落しているでしょう。
ナノマーケッツでは、2011年に発行した報告書でのOLED照明の普及率予測を、下方修正しました。経済成長が当時予測したより思わしくないためです。
ナノマーケッツは、特に欧州金融危機のOLED照明市場への影響について懸念しています。OLED照明市場は、欧州が中心となっている市場です。
大手OLED照明サプライヤーの多くが欧州にあり、高度な照明技術にとって欧州は重要な地域です。
市場調査レポート: OLED照明市場予測:2012年第2四半期
NanoMarkets OLED Lighting Forecast - Q2 2012
http://www.gii.co.jp/report/nan233479-nanomarkets-oled-lighting-forecast-2012.html
出版日: 2012年03月
発行: NanoMarkets
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