米国の装飾タイル市場は2017年まで年平均6.7%で成長の見込み
株式会社グローバル インフォメーションは、米国の市場調査会社The Freedonia Groupが発行した報告書「DECORATIVE TILE (装飾タイルの米国市場)」の販売を開始しました。
当調査レポート発行元のThe Freedonia Groupは米国の装飾タイル市場は2017年まで年平均6.7%で成長し32億平方フィートに達すると予想しています。この市場の伸びは主に建築市場の回復に起因しています。新築住宅需要は2ケタ成長を記録すると見られている上、非住宅ビル向けのタイル需要も急速に成長すると予想されます。これはオフィスや商業施設建設への支出が増加し、かつカーペットよりも低コストでメンテナンスも少なくて済むタイルが広く使われると考えられる為です。
タイルの中でも特に天然石タイルの成長ペースが速いでしょう。天然石タイルは2017年までに磁器製タイルの需要を上回り、二番目に大きな市場部門となる見込みです。この需要の増加は主に住宅建築部門から起こりますが、天然石タイルは見た目の良さや耐久性が高い事から、ホテルや高級リゾート、ショッピングモールといった非住宅建築にも適しています。
当産業に置いては外国貿易が重要な役割を果たしています。特にブラジル・中国・トルコといった国は安価な労働力と安価な原材料価格を生かして、大量の天然石タイルを輸出しています。ハイエンドの陶磁器タイルはイタリアが独占的な地位を築いている一方、メキシコや中国はアメリカの消費者向けに低価格のセラミックタイルを提供しています。輸入タイルの割合は2002年には83%を占めていましたが、2012年には国産タイルの需要が伸びたため74%にまで下落しました。この国産タイルの需要増加により、アメリカのメーカーは生産能力を増強させています。その結果、特に安価なセラミックタイル製品分野で競争が激化しました。アメリカ企業は資源の制限から低価格で高品質な製品を提供する事は難しかったものの、安価なシェールガスの利用が進んだ事で生産コストが低下し、高品質の陶磁器製タイル分野ではアメリカ企業も海外メーカーと競争できるレベルになって来ています。
当レポートでは、米国の装飾タイル市場について調査分析し、製品別、アプリケーション別の実績データや予測、主な市場環境要因、主要企業のシェアと主要企業のプロファイルなどをお届け致します。
市場調査レポート: 装飾タイルの米国市場
DECORATIVE TILE
http://www.gii.co.jp/report/fd104824-decorative-tile.html
出版日: 2013年04月25日
発行: The Freedonia Group
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