米国における体内埋め込み型医療機器の需要は、2015年に520億米ドル規模へ達する見込み
株式会社グローバル インフォメーションは、ザ・フリードニア・グループが発行した報告書「Implantable Medical Devices to 2015 (米国の体内埋め込み型医療機器市場：2015年までの予測)」の販売を開始しました。
米国の体内埋め込み型医療機器への需要は、年率平均7.7%で増加し、2015年には520億米ドルに達する見通しです。
技術の進歩および次世代機器の開発によって、インプラント製品に対する患者およびプロバイダーの信頼感が高まったことが背景となっています。
さらに、多くの慢性疾患や外傷に対して代替治療がないことが、需要を拡大すると見られます。
長期的には、保険会社がインプラント費用に対するコントロールを厳しくするため、医療インプラントの売上げは課題に直面するでしょう。
しかし、医療インプラントにより、変形性関節症や慢性心不全を含む多くの疾患において、全般的な治療費の削減が可能となります。このことが、体内埋め込み型医療機器の成長に寄与すると見られます。
整形外科用インプラント製品は、同市場のなかで、市場価値として、依然として最大部門であり続ける見通しです。
米国における整形外科用インプラントに対する需要は、年率平均8.8%で成長し、2015年には294億米ドルに達すると予想されています。技術の向上や、安全性の強化が要因として挙げられます。
また、同市場の成長には、変性筋骨格疾患の増加、そしてライフスタイルの変化が反映すると見られます。
さらに、耐久性が向上し、製品長寿が長くなるにつれて、交換需要よりも、新たな外科手術の患者基盤の拡大によって、インプラント製品の需要は増加するでしょう。
一方でこの部門は、関節炎治療のための代替医薬品の進歩と、長期にわたって競合することになると見られています。
しかし、整形外科用インプラントに対する保険承認の強固な基盤、そして安定的で、豊富な資金のある医療デリバリーシステム、低侵襲手術を可能にする製品設計が、同部門の追い風となる見通しです。
市場調査レポート: 米国の体内埋め込み型医療機器市場：2015年までの予測
Implantable Medical Devices to 2015
http://www.gii.co.jp/report/fd234022-implantable-medical-devices-2015.html
出版日 2012年03月
発行: The Freedonia Group
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