2020年まで年間約2万7000台の導入が見込まれる再生可能エネルギーまたは代替エネルギーを利用したオフグリッド給電システム
株式会社グローバル インフォメーションは、米国の市場調査会社Pike Researchが発行した報告書「Off-Grid Power for Remote Sensing Applications: Renewable and Alternative Energy Sources for Remote Sensing, Monitoring, LIDAR, and SCADA Installations (リモートセンシング用オフグリッド電源:再生可能エネルギーおよび代替エネルギーによるリモートセンシング・リモートモニタリング・LIDAR・SCADA)」の販売を開始しました。
石油およびガス産業用の光検知・測距システム(LIDAR)や監視制御・データ収集システム(SCADA)、また環境関連用途で使われるテレメーターを用いた遠隔監視システムなどのリモートセンシング・システムに向けたオフグリッド給電システムが成長市場となっています。この電力は再生可能エネルギーや、またはそれに代わる燃料電池や新型バッテリーといった代替電力源から供給することが次第に増えてきています。Pike Research社の新調査レポートでは、2020年までに再生可能エネルギーや代替エネルギーを使用したリモートセンシング・システムが年間で約27,000システム出荷されるようになると予測しています。
Pike Researchのリサーチディレクター、Kerry-Ann Adamson氏は、「リモートセンシング用途に向けたオフグリッド給電システムは、電力についても性能についても一回で何ヶ月間も自走できることがますます必要となってきています。使用用途としては川の水位測定局や地震、津波等の監視設備、気象観測点などいろいろありますが、最も多く用いられているのは石油およびガス産業で、こういった業界でははるかに僻地の環境で資源探査や生産を行うことが多くなっています。」と述べています。
同レポートによれば、この市場で活動している業界は未だに小さく、まとまりのない状況にあります。主流となり得る単一のソリューションが出来上がっている訳でもありません。現在のところこういったテレメーター・サイトに十分な電力を供給するための技術開発は大きく分けて二つの方向に向けられています。一つはバッテリーの動作寿命を延ばすためにトリクル充電を行うことで、もう一つは(より長期間に当たっては)バッテリーを交換することです。新しいシステムの目標はテレメーター・サイトが1年以上にわたって自律運用できることです。
同レポートは、再生可能エネルギーまたはそれに代わる代替エネルギーを用いたリモートセンシング・システム市場を精査しており、特にリモートセンシングとLIDAR、ならびにSCADAに焦点を当てています。再生可能エネルギーや代替エネルギーを使うことに関しての市場成長促進要因ならびに成長阻害要因について、またさらに石油およびガス産業で実際に現れている具体的ファクターについて詳細な分析を加えています。2020年までにわたって、用途別に分類して出荷台数および収益の市場予測を示しています。また当レポートはこの業界における主要企業の企業プロファイルも提供しています。
市場調査レポート: リモートセンシング用オフグリッド電源:再生可能エネルギーおよび代替エネルギーによるリモートセンシング・リモートモニタリング・LIDAR・SCADA
Off-Grid Power for Remote Sensing Applications: Renewable and Alternative Energy Sources for Remote Sensing, Monitoring, LIDAR, and SCADA Installations
http://www.gii.co.jp/report/pike261297-off-grid-power-remote-sensing-applications.html
出版日: 2013年02月04日
発行: Pike Research
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