電気自動車およびハイブリッド電気自動車のバッテリーモジュールは、2020年に470億米ドル規模へ
株式会社グローバル インフォメーションは、ABIリサーチが発行した報告書「Electric and Hybrid-Electric Vehicle Components - Batteries, Ultracapacitors, Electric Motors, and the Electronics that Improve Vehicle Efficiency (電気自動車・ハイブリッド電気自動車部品市場 - 自動車の性能を向上させるバッテリー、ウルトラキャパシタ(電気二重層コンデンサ)、電気モーターおよびエレクトロニクス)」の販売を開始しました。
2011年に、最初のプラグインハイブリット電気自動車 (PHEV)の生産が開始され、それまで着実に普及していたハイブリッド車に、次の段階である、電力のみで走行する電気自動車が追加されました。
リチウムイオンバッテリーの大量生産設備も、世界中の多くの国で稼動しています。各国政府の助成金や税制優遇策によって拡大が予想される需要を、こうした生産設備が支えようとしています。
バッテリーモジュール市場は、2010年におよそ50億米ドル規模でしたが、その後10年間、CAGR 25%で成長し、2020年には470億米ドルに達する見通しです。
「2011年に生産され、市場で販売された電気自動車に加えて、すべての大手自動車メーカーが参入を表明したことによって、この部門の競争は、今後数年間に、一層激化すると思われます。」とプリンシパルアナリストのDavid Alexanderは述べています。
「さらに、既存のハイブリッド車のいくつかは、電力だけの走行距離を伸ばすために、より大きなバッテリーを搭載することになるでしょう。」
よりクリーンで効率的な車に対する継続的な需要は、排出ガス削減目標に取り組む各国政府の主導によってもたらされています。したがって、政府による金銭的な奨励策は長期化すると思われます。
充電インフラも、都市部において急速に発展しており、都市部が電気自動車の普及を目指す最重要地域となっています。
「バッテリーが走行中に切れるのではという、走行距離不安は、無くなりつつあり、電気自動車に対する消費者の支持も高まっています。しかし、電気自動車の購入を妨げる大きな障害は、価格の高さです。」と、グループディレクターのDominique Bonteは述べています。
「そして、生産量の増加によって、パワーエレクトロニクスや電気モーターの価格はかなり下落すると予想されますが、最も高価な部品であるバッテリーパックの価格は、大幅に安くなるとは期待できません。」
「油圧式ハイブリッド駆動、ウルトラキャパシタ、そしてフライホイールエネルギー貯蔵といった代替技術は、開発が続けられ、ニッチアプリケーションにおいてテストが行われています。しかし、今後しばらくは、生産投資のほとんどが、バッテリー・電気ソリューションへ向かうと思われます。」
市場調査レポート: 電気自動車・ハイブリッド電気自動車部品市場 - 自動車の性能を向上させるバッテリー、ウルトラキャパシタ(電気二重層コンデンサ)、電気モーターおよびエレクトロニクス
Electric and Hybrid-Electric Vehicle Components - Batteries, Ultracapacitors, Electric Motors, and the Electronics that Improve Vehicle Efficiency
http://www.gii.co.jp/report/ab229893-electric-hybrid-electric-vehicle-components.html
出版日 2012年01月
発行: ABI Research
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