ビデオ監視装置用半導体の収益は、2015年に35億米ドル近くへ
株式会社グローバル インフォメーションは、インスタットが発行した報告書「Video Surveillance: Technology Vendors Capitalize on Opportunities in Sensors, Processors, and System Security (ビデオ監視市場:センサー・プロセッサー・システムセキュリティから利益を得る技術ベンダー)」の販売を開始しました。
世界的な経済環境に影響を受け、ビデオ監視装置市場は、2009年に僅かながら減速したものの、その後は回復し、成長しつづけています。
2011年の好調な販売に支えられ、IPカメラの収益は、長期にわたって安定してきたアナログカメラの収益を、もう少しで上回るまでに拡大しました。
インスタットの当報告書では、ビデオ監視装置用半導体の収益額は、2015年に35億米ドルに近づくと予想しています。
「2011年から2015年の間、監視ビデオ装置市場へのチップ販売は、競争の激化と市場機会の拡大という二つの傾向を持ちつづけるでしょう。
監視ビデオカメラや、関連デジタルビデオレコーダー/ネットワークビデオレコーダーの新しい仕様の登場や需要の高まりを、半導体ベンダーは見ることになると思われます。
市場における競争や半導体価格の侵食、そして消費者向け価格帯カメラの出荷台数の上昇によって、デジタルスチルカメラと同様に、監視装置メーカーの数もいずれ減少するでしょう。」と、アナリストのMax Baronは述べています。
当報告書における要点:
・アナログカメラ、IPカメラ、デジタルビデオレコーダー/ネットワークビデオレコーダー(DVR/NVR)、そしてIPエンコーダーの収益は合計で、2015年に164億米ドル規模へ成長
・半導体ベンダーは、センサー、プロセッサーおよびシステムセキュリティの市場機会を活用しつづける見通し
・2015年まで、アナログカメラの出荷台数は、IPカメラの出荷台数の5倍の規模を維持
・アジア太平洋地域では、廉価なアナログカメラを使用する傾向が継続するものの、出荷台数は、低価格を補って余りあるほど多い見通し
市場調査レポート: ビデオ監視市場:センサー・プロセッサー・システムセキュリティから利益を得る技術ベンダー
Video Surveillance: Technology Vendors Capitalize on Opportunities in Sensors, Processors, and System Security
http://www.gii.co.jp/report/cg230007-video-surveillance-technology-vendors-capitalize.html
出版日 2012年01月
発行: In-Stat
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