ブラジル・ロシア・インド・中国(BRIC諸国)の人工心臓弁市場は、2016年まで年率7%以上で成長する見通し
株式会社グローバル インフォメーションは、ミレニアムリサーチグループが発行した報告書「BRIC Markets for Heart Valve Devices 2012 (BRIC諸国の人工心臓弁市場:2012年)」の販売を開始しました。
ブラジル・ロシア・インド・中国といったBRIC諸国における人工心臓弁市場は、年率平均7%以上で堅調に推移しています。しかし、市場シェアの獲得を狙う大手多国籍企業とっては、いくつかの課題があります。
その課題には、競合する国内地元企業、差別化の進んでいない市場、高度な心臓弁置換処理の訓練を受けた医師の欠如、そして価格への強い下方圧力が挙げられます。
国内メーカーは、地元の医療システムと強力なつながりを持っており、生産コストの低さを活かした低価格装置の提供によって、競争上優位にあります。特に機械弁などの構造が決まっている製品でその強みが発揮されます。
「新興市場における収益獲得の難しさをもっとも明らかに示しているのがインドです。」と、MRGのアナリストであるIan Swansonは述べています。
「人口が12億人というインドにおいて、潜在患者数は一見膨大に見えます。しかし、財政運営が厳しい公的保険制度では、こうした装置の償還価額は最小限です。
民間健康保険の償還はまだましですが、人口のわずか2%、2400万人しか民間の健康保険に加入していません。
その結果、人工心臓弁メーカーは、高額装置を購入することができるほんの僅かな顧客層をめぐって競い合っています。これは、他の諸国に比べると、それほど劇的ではありませんが、しかし重要な問題です。」
市場調査レポート: BRIC諸国の人工心臓弁市場:2012年
BRIC Markets for Heart Valve Devices 2012
http://www.gii.co.jp/report/mrg235262-bric-markets-heart-valve-devices-2012.html
出版日: 2012年03月
発行: Millennium Research Group
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