スマートTV所有者の約8割、アプリを日常的に使用
株式会社グローバル インフォメーションは、米国の市場調査会社Parks Associatesが発行した報告書「App Development & Distribution Models (アプリケーション開発&流通モデル)」の販売を開始しました。
同レポートによると、スマートTV所有者の8割が日常的にアプリを使用していることから、アプリ開発者は次の成長エリアとしてスマートTVに狙いを定めています。このレポートでは、スマートフォンやタブレット、スマートTV、コネクテッドカーなどの複数のプラットフォームにおける、アプリ開発のプロセスおよび収益化の戦略についてまとめています。
Parks Associatesのシニアリサーチアナリスト、Heather Way氏は、「スマートフォンは、米国のブロードバンド世帯の60%を占める、もっとも浸透率の高いアプリのプラットフォームです。しかし、2013年にはスマートTVの導入は米国の全世帯の25%に達する見通しです。アプリ開発者は新しいアプリのプラットフォームとしてスマートTVに力を注いでおり、Samsung やLGなどのTVメーカーはすでに、アプリの配信や収益化を管理する自社用開発者プログラムを持っています」と語ります。
SamsungはCES2013で、Netflixや Twitter、YouTube、Fox、Spotifyなどのアプリに対応したスマートスクリーン搭載の新しいスマートTVのラインアップを発表しました。パナソニックも、タブレットベースのアプリによりコントロールできるスマートTVを展示しました。
同レポートでは、スマートTV利用者のうち、43%が動画を閲覧し、45%がゲームアプリケーションを利用していると報告しています。
Way氏はまた、「スマートTV所有者の79%は日常的にアプリを使用していますが、TVアプリの使用事例はスマートフォンやタブレットとは異なります。TVの視聴はゆっくりくつろいで、他の人と共有する行動であり、アプリは内容を補完するアクセスポイントであるのに対し、スマートフォンのアプリはもっと個人的なものです。知らなかった番組を発見したり、有料コンテンツを知らせたりする手段となることで、アプリがTVの視聴行動を変えると考えられます」と語ります。
Parks Associatesはレポートの中で、開発者は既存のスキルを生かし、複数のネット接続端末にまたがってコンテンツを配信する際の技術的、経済的障害を打破すべきだと述べています。プラットフォーム横断アプリの開発への注力は、もう一つの重大なアプリプラットフォームとしてコネクテッドカーが登場することから、今後も拡大すると予想されます。
市場調査レポート: アプリケーション開発&流通モデル
App Development & Distribution Models
http://www.gii.co.jp/report/park254621-app-development-distribution-models.html
出版日: 2013年03月05日
発行: Parks Associates
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