リチウム電池電極材料市場は大きく成長へ
株式会社グローバル インフォメーションは、ナノマーケッツが発行した報告書「New Electrode Materials for Lithium Ion Batteries - 2012 (リチウムイオン電池の新しい電極材料の市場:2012年)」の販売を開始しました。
家電製品やハイブリッド/電気自動車等は、より性能の優れた電池を必要としています。この需要によって、新たなリチウム電池電極材料へ大きな市場が創出される見通しです。
非在来型電極材料からの収益は、2017年にはおよそ13億米ドルに達すると予想されています。この規模は、全てのリチウム電池電極材料販売のほぼ25%にあたります。このシェアは、現在8%となっています。
リチウムイオン電池の現行性能は、自動車やスマートグリッドアプリケーションの最大市場規模に制限を与えています。
より性能の優れた電極が、この限界を打破し、リチウムマンガン酸化物(LMO)の成功に対抗する主な方法と考えられています。新たな負極材がリチウムイオン電池を電動工具事業へ参入させる道を開いた過去の事例からも、この戦略の有効性は証明されています。
これまでのところ、非在来型電極材料なかで、LMOが唯一、ある程度以上の売上高に達しています。LMOの収益は、2017年には4億3,000万米ドル以上となる見込みです。
リン酸鉄リチウムやニッケルマンガンコバルトが、電極材料市場の中で最も急速に成長しており、2017年には、合わせて約7億米ドルの収益となる見通しです。
リン酸鉄リチウムは、性能がLMOとほとんど同じあり、より安全と見なされているため、LMOとの競争には好位置にあるようです。これにより、多くの市場、特に自動車市場において、リン酸鉄リチウムは非常に魅力的となっています。
そして、ニッケルマンガンコバルトは、特に高いエネルギー密度を提供します。
市場調査レポート: リチウムイオン電池の新しい電極材料の市場:2012年
New Electrode Materials for Lithium Ion Batteries - 2012
http://www.gii.co.jp/report/nan223844-new-electrode-materials-lithium-ion-batteries-2012.html
出版日 2012年02月
発行: NanoMarkets
【本件に関するお問合せは下記まで】
株式会社グローバルインフォメーション
Tel:044-952-0102
e-mail:jp-info@gii.co.jp
URL:http://www.gii.co.jp/topics/MR20_jp.shtml
〒215-0004
神奈川県川崎市麻生区万福寺1-2-3 アーシスビル7F