オラクル、「Oracle Business Intelligence Suite Enterprise Edition 10g Release 3」を発表
2006年10月24日「Oracle OpenWorld」サンフランシスコ発 ―― オラクルは本日、「Oracle Fusion Middleware」の成長における新たなマイルストーンとして、オープンな、標準規格に準拠したエンタープライズ・ビジネス・インテリジェンス(BI)製品スイートの次バージョン「Oracle Business Intelligence Suite Enterprise Edition 10g Release 3」を発表しました。「Oracle Business Intelligence Suite Enterprise Edition (Oracle Business Intelligence Suite EE) 」を使用することにより、既存のアプリケーションやデータソースからインテリジェンスを抽出し、それを企業全体に分配することによって、ビジネス・プロセス、意思決定、および行動を最適化することが可能になります。
新バージョンの「Oracle Business Intelligence Suite EE」では、次の3つの分野にフォーカスしています。
・企業全体にわたる広範なインテリジェンスを可能にする新しいコンポーネントや強化
・「Oracle Applications」、「Oracle Fusion Middleware」、および「Oracle Database」との戦略的統合
・サードパーティのデータソースやシステムとの「ホット・プラガブル」対応の拡大
企業全体のパフォーマンスを最適化する企業全体にわたるインテリジェンス
広範なインテリジェンスを実現するには、新しいクラスのBI機能が必要になります。すなわち、情報は、すべてのユーザーと関連性を持ち、ビジネスの結果に影響を与えられるよう適切なタイミングで、ダッシュボード、警告、レポートなどさまざまな媒体を通じてアクセスすることができ、かつビジネス・プロセスやワークフローにシームレスに統合されていることが必要です。また、BIのアーキテクチャは、データ量の増加やユーザーからの要求にほとんど無制限に対応できるよう、経済的に拡張できる基盤を提供する必要があります。「Oracle Business Intelligence Suite Enterprise Edition」の次バージョンでは、以下のすべての分野においてオラクル独自の機能が強化される予定です。
・SOAと「Oracle BPEL Process Manager」によるインテリジェントなワークフロー
・財務レポート、ポータル、およびRSSフィード
・エンタープライズ・レポートの組み込み
・エンタープライズでの拡張性と管理性
機能を拡大しながらコストを引き下げる、戦略的なオラクルの製品統合
「Oracle Business Intelligence Suite Enterprise Edition 10g Release 3」では「Oracle Applications」、「Oracle Database」、および「Oracle Fusion Middleware」にあらかじめ統合され、製品の価値と機能を拡大するとともに、顧客にとっての総コストや複雑さを低減できる予定です。「Oracle BI Publisher」、「Oracle BPEL Process Manager」、および「Oracle Portal」との統合に加え、次のようなオラクルの主要製品との統合も計画されています。
・「Oracle Database 10g OLAP」
・「Oracle Identity Management」
・「Oracle BI and Analytic Applications」
オープン規格とホット・プラガブル対応アーキテクチャへの取り組み
「Oracle Business Intelligence Suite EE」はオープン規格に準拠して構築され、既存のどのようなITアーキテクチャにも適合して、既存のデータソース、アプリケーション、セキュリティ・モデル、およびエンドユーザー向けツールとも効率的に相互運用できるよう設計されています。ネイティブでWebサービスに基づくアーキテクチャ、モデルによる独自のアプローチを備え、オラクルと非オラクルの両方の情報ソースとのセマンティックな統合が可能な「Oracle Business Intelligence Suite EE」により、顧客は、複数のさまざまな情報ソースにまたがってパフォーマンスを完全に俯瞰することが可能となります。
「Oracle Business Intelligence Suite Enterprise Edition 10g Release 3」では最新リリースのIBM DB2、NCR Teradata、およびMicrosoft SQL Serverを含め、外部のデータソースやインフラストラクチャ製品に対する認証と、ネイティブかつ最適化されたサポートを拡大する計画です。多次元データソースに対するサポート拡大として、オラクルはSAP Business Information Warehouse (SAP BW)に対するネイティブな直接アクセスも計画しています。SAP BWのInfoCubesに対するサポートには、SAP BWの構造および階層メタデータを直接「Oracle Business Intelligence Suite EE」に取り込み、他のデータとともにSAP BWのデータを分析するための強力なツールの提供も含まれています。
これらの強化や新しい特徴は、今後12か月の間に一般提供の開始が予定されている「Oracle Business Intelligence Suite Enterprise Edition 10g Release 3」に搭載が計画されている新機能のほんの一部に過ぎません。
「Oracle Business Intelligence」に関するより詳しい情報は、http://www.oracle.com/bi をご覧ください。
● オラクルについて
オラクルは世界最大の企業向けソフトウェア会社です。オラクルに関するより詳しい情報は、http://www.oracle.com をご覧ください。
● 商標登録
Oracle、JD Edwards、PeopleSoft、Siebelは米国Oracle Corporationおよびその子会社、関連会社の登録商標です。その他の名称はそれぞれの会社の商標です。
上記の事項は、オラクルの一般的な製品の方向性に関する概要を説明するものです。また、情報提供を唯一の目的とするものであり、いかなる契約にも組み込むことはできません。上記の事項は、マテリアルやコード、機能を提供することをコミットメント(確約)するものではないため、購買決定を行う際の判断材料とはなりえません。オラクル製品に関して記載されている機能の開発、リリースおよび時期については、オラクルの裁量により決定されます。
■本件に関するお問い合わせ先
日本オラクル株式会社 広報部 野見山
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