ブラジルのCT, MRI及び超音波診断機器市場は2017年に9億1970万米ドルに
株式会社グローバル インフォメーションは、米国の市場調査会社Frost & Sullivanが発行した報告書「Brazilian Medical Imaging Market Outlook for CT, MRI, and Ultrasound (ブラジルの医用画像市場の見通し:CT、MRI、超音波)」の販売を開始しました。
当調査レポート発行元のFrost & Sullivanは2012年の当産業の市場規模は5億8430万米ドル以上となり、2017年には9億1970万米ドルに達するとしています。中でもMRI市場の伸びは超音波及びCTのそれを上回ると見られています。
ブラジル政府により、コミュニティヘルス、癌センター及び救急医療機関の数及び病床数の強化が提言された事でブラジルの画像診断市場は広がりを見せています。
「私立病院の投資計画や、診断や癌治療をより多くの病院で行おうという動きにより、CTやMRIそして超音波診断機器の需要が伸びます」とFrost & SullivanのGabriel Walmory Silveira氏は言います。「市場の拡大は中小規模の病院が内部プロセスを強化し、医療機器の更新スピードを速める事により持続的なものになります」
また雇用率の上昇と富裕層の増加により、医療サービスを受けられる層が拡大する事で診断率も向上し、画像診断機器のニーズも高まります。機器の近代化ニーズにより旧式の1-2スライスCTや低磁場MRIといった機器の買い替え需要が高まるでしょう。
しかしながら最新の画像診断機器を扱える医療従事者が不足している事がブラジルの医療機関での最新機器購入の足かせとなるでしょう。また慈善病院と公立病院のみが無税で医療機器を購入出来るといった厳しい税制により機器の価格が高止まりし、小規模なクリニックや私立病院の画像診断機器購入の制限となるでしょう。
「しかしながら多国籍企業は現地工場での開発に投資をする事で、現地生産された製品を低税率で優遇する制度を活用する事が出来ます」とFederico Baguear氏は言います。「こういったブラジルでの新規工場は他の南米諸国への輸出基盤として機能する事も期待出来ます。」
当レポートでは、ブラジルの医用画像(メディカルイメージング)市場について調査分析し、特にCT、MRI、超音波に焦点を当てて、市場促進要因・抑制要因、予測と動向、需要分析、市場シェアと競合分析などを提供します。
市場調査レポート: ブラジルの医用画像市場の見通し:CT、MRI、超音波
Brazilian Medical Imaging Market Outlook for CT, MRI, and Ultrasound
http://www.gii.co.jp/report/fs265351-brazilian-medical-imaging-market-outlook-ct-mri.html
出版日: 2013年03月28日
発行: Frost & Sullivan
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