オラクル、「PeopleSoft Enterprise Human Capital Management 9.0」を発表
2007年1月31日ニューヨーク発 ―― オラクルは本日、6つの大陸で24時間にわたり開催したグローバルのイベント「Applications Unlimited」において、オラクルの「PeopleSoft Enterprise Human Capital Management 9.0」の提供開始を発表しました。「PeopleSoft Enterprise Human Capital Management 9.0」の提供開始により「PeopleSoft Enterprise 9 Suite」の提供が完結し、「Applications Unlimited」プログラムへのオラクルの取り組みがさらに強化されます。
顧客からのフィードバックとインサイト(洞察)に応え、「PeopleSoft Enterprise Human Capital Management 9.0」は、企業が完全に統合されたタレント・マネジメント戦略と、構成可能なビジネス・プロセスを全社的に展開することを可能にします。またこの最新版は「Oracle Fusion Middleware」と業界標準の技術を活用し、総所有コスト(TCO)を引き下げやビジネス価値の増加に貢献します。
※タレント・マネジメント:組織に貢献できる優秀な従業員を、確 保・育成・成長・定着させる一連の活動の管理
オラクルのバイスプレジデント兼PeopleSoft Enterprise担当ゼネラル・マネジャー、ドリス・ウォン(Doris Wong)は次のように述べています。「『PeopleSoft Enterprise Human Capital Management 9.0』の提供開始は、顧客が持つ既存の投資価値を拡張し、進化させるというオラクルの取り組みを具現化したものです。このアプリケーションはクラス最高の機能を持ち、それにより業界の今後の方向性を示していくリーダーとしてのオラクルの位置付けを改めて確固たるものにしています。顧客との直接のコラボレーションを通じて開発されたこの最新版には、顧客企業による人材管理と主要なビジネス目標達成のための方法の変革を実現する、重要な機能強化や次世代技術の組み込みがなされています」
【新機能により全社的な人材管理を推進】
「PeopleSoft Enterprise Human Capital Management 9.0」により、企業は全社的な人材管理戦略の導入が可能となります。新しい「プロファイル管理」機能は、採用、業績管理、開発、ラーニング・マネジメント(学習管理)分析、およびコンピテンシー(能力)管理など、タレント・マネジメント業務にかかわる全ての分野の基盤となります。「PeopleSoft プロファイル管理」にはすべての人材管理アプリケーションが統合され、スキル、経験、資格、およびその他の属性項目の共通セットから、組織、職務、および個人プロファイルを定義します。この結果として企業は職務と候補者とのマッチング、人材に合わせた教育および開発計画、および設定されたゴールに対するパフォーマンス評価をシームレスに行うことができます。
【構成可能なビジネス・プロセス】
「PeopleSoft Enterprise Human Capital Management 9.0」には、企業や組織がアプリケーションを独自の課題に合わせ、かつカスタマイズ要求を低減する、柔軟かつ構成可能な機能が含まれています。たとえば「SmartHire」はテンプレートに基づくアプローチにより、採用プロセスを合理化する新しい機能です。「SmartHire」を活用することにより、企業は職務や勤務地ごとの採用テンプレートを全社的に展開し、従来とは異なる場所からの迅速で柔軟な採用を実現し、事務コストを削減するとともにカスタマイズを不要にします。さらに、個人モデル機能の強化により非常勤スタッフもより効果的に管理し、またI-9(雇用資格証明)処理ツールが組み込まれているため、よりコンプライアンスを保証するとともに業務効率を高めます。給与、給付、業績などの分野では新しい、使いやすく非常に柔軟に構成可能なツールによりビジネス・プロセスのより効果的な実行が可能になります。
【次世代技術による標準化】
「PeopleSoft Enterprise Human Capital Management 9.0」は、「Oracle Business Intelligence Publisher(旧称:Oracle XML Publisher)」を含む「Oracle Fusion Middleware」のコンポーネントと統合されています。この統合により、異種の技術やアプリケーションに対応させるという課題を解決するための、包括的かつ標準準拠のプラットフォームが得られます。「Oracle Business Intelligence Publisher」は文書の展開、カスタマイズ、およびメンテナンスに伴う大きなコストを削減し、また文書やレポート管理の効率性の改善を可能にします。集中化され、高度な設定が可能な承認および権限委譲フレームワークによりカスタマイズの必要が減少し、規制へのコンプライアンスやデータ全体としての完全性が改善されます。「PeopleSoft Enterprise Human Capital Management 9.0」はサービス指向アーキテクチャ(SOA)をベースとし、拡張性と性能改善のためにWebサービスを強化および追加しています。
【ユーザビリティと拡張性の改善により使用法とビジネス価値を拡大】
IDCのエンタープライズ・アプリケーションズ・リサーチ担当ディレクター、アルバート・パン(Albert Pang)氏は次のように述べています。「e-ラーニングのユーザビリティと相互運用性の改善、およびe-リクルーティングと業績管理のための数々のタレント・マネジメント・ツールにより、オラクルの『PeopleSoft Enterprise Human Capital Management 9.0』は最高のユーザー体験をさらに強化しており、それを通じて広範な利用を推進することにより従業員満足度や生産性を改善しています。『PeopleSoft Enterprise Human Capital Management 9.0』の拡張性に基づき、適切なアプリケーションが採用から後継者プランニングまで、職務間のギャップや技術的な限界を恐れることなく従業員関係のライフサイクル全体を管理することができ、このオラクルのグローバルな製品をこれまで以上に魅力的な存在としています」
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