電気自動車用駆動モーターの販売台数が2020年までに370万台に達する見込み
株式会社グローバル インフォメーションは、米国の市場調査会社Navigant Research (formerly Pike Research)が発行した報告書「Electric Vehicle Drive Motors - Electric Traction Motors for Hybrid, Plug-In Hybrid, and Battery Electric Light Duty Vehicles: Market Analysis and Forecasts」の販売を開始しました。
電気モーターとそのコントローラーは、電気自動車(EV)のコスト上昇分として重要な検討部分ではありますが、多くの場合、二次的な検討課題とされています。今日、多くの自動車メーカーとその部品供給企業とで、これまで何年にもわたって内燃エンジンで行なわれてきたのと同様に、性能ならびに効率で優位に立つことを目指し、新しい電動機技術の開発が行われています。同レポートでは、駆動用電気モーターの販売台数は2013年における150万台から、2020年までに370万台にまで拡大するものと見ています。
Navigant Researchの上級リサーチ・アナリストであるDavid Alexander氏は、「駆動用電気モーターの市場は今後数年にわたり、目を見張るような成長とはいきませんが安定的な成長を遂げるものと見られます。電気自動車販売が大幅に増加するのは、バッテリーパックのコストと性能について飛躍的進歩が成されたときだけでしょう。それでも販売数量の増加にともなって、モーターやコントローラーのコストが低減できる見込みも十分に高いものとなります。」と述べています。
今日走行中のEVの多くは、内燃エンジン用に最適化された従来型の自動車を改造したものです。自動車メーカーは車両販売の大半を従来型の駆動系を持ったもので上げており、その既存の部品やシャーシーを活用することによって市場投入までにかかる期間を減らすことができるため、既存の車両設計に電気駆動系を当てはめるのです。この方法は、できあがった生産設備を持つ自動車メーカーにとっては理にかなったやり方ではありますが、同レポートによれば電気駆動系の潜在力を最大限に活用できる方法ではありません。
同レポートは、成長を続ける電気モーターおよびコントローラー市場について精査を行っており、加えて主なモーターメーカーならびに自社生産を行っている主要OEMメーカーの企業プロファイルを提供しています。2020年までに至るモーターとコントローラーの売り上げ予測をモーターの定格別に示しており、さらにハイブリッド方式、プラグインハイブリッド方式、またバッテリー方式の各電気自動車モデルの市場投入について世界の地域別にまとめています。当調査レポートはまた、電気駆動系に適した主な電動機技術についても論評を加えています。
市場調査レポート: 電気自動車用駆動モーター - ハイブリッド、プラグインハイブリッドおよびバッテリー式電気小型自動車向け電気トラクションモーター:市場分析および予測
Electric Vehicle Drive Motors - Electric Traction Motors for Hybrid, Plug-In Hybrid, and Battery Electric Light Duty Vehicles: Market Analysis and Forecasts
http://www.gii.co.jp/report/pike264970-electric-vehicle-drive-motors-electric-traction.html
出版日: 2013年03月22日
発行: Navigant Research (formerly Pike Research)
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