C4ISRエレクトロニクス・IT部門が、防衛産業における資本取引の大半を占める
株式会社グローバル インフォメーションは、ICD Researchが発行した報告書「Annual Deal Report - Defense (年間資本取引分析:防衛産業)」の販売を開始しました。
世界の防衛産業では、2011年に574件を超える資本取引があり、金額にすると626億米ドルとなりました。
2011年の取引活動は、月ごとに変動が見られますが、6月がピークとなり、9月は最低レベルとなっています。2011年の後半は、前半に比べ、取引活動は低下しました。
4半期ごとの取引活動は、2011年の第1四半期が最高で、第3四半期が最低レベルを記録しています。防衛産業における資本取引の大半はM&Aで、次にパートナーシップとなっています。
2011年の資本取引活動の大半を、C4ISRエレクトロニクス・IT部門が占めており、航空宇宙製品/部品の製造部門がつづいています。
2011年の防衛産業におけるPE/VCへの投資は、46億米ドルで、こうした投資の大部分は、C4ISRエレクトロニクス・IT部門へ投じられています。さらに、M&A活動の大半も、C4ISRエレクトロニクス・IT部門が占めています。
C4ISRエレクトロニクス・IT部門では、2011年に10億米ドル以上の資本取引が2件ありました。
United Technologies によるGoodrichの買収は、金額にして184億米ドルで、同部門の最大の取引でした。
次に、EchoStarによるHughes communicationsの買収があり、これは20億米ドルの規模でした。
地域別では、2011年におけるC4ISRエレクトロニクス・IT部門の主要なM&A 取引において、北米地域が首位に立っています。
北米地域は、2011年の主な資本取引の大半を占め、次に欧州地域、そしてアジア太平洋地域が3位となっています。アジア太平洋地域は、中国やインドといった新興市場の成長によってけん引されています。
市場調査レポート: 年間資本取引分析:防衛産業
Annual Deal Report - Defense
http://www.gii.co.jp/report/icd234154-annual-deal-report-defense.html
出版日: 2012年03月
発行: ICD Research
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