Wipro、Merichem社において「Oracle E-Business Suite」の記録的な短期導入を達成
2006年10月23日「Oracle OpenWorld」サンフランシスコ発 ―― Wipro Limited(ニューヨーク証券取引所上場企業)のグローバルなITサービス事業会社であるWipro Technologiesとオラクルは本日、テキサス州ヒューストンに本社を置き、世界各国で炭化水素処理およびパルプ製紙産業に化学薬品、技術、およびサービスを提供する非公開企業のMerichem社において、「Oracle E-Business Suite」の記録的な(注:オラクル事例中)短期導入を達成したと発表しました。わずか32週間のうちに19モジュールの「Oracle E-Business Suite」が導入されましたが、これはWiproによる広範な「Oracle E-Business Suite」導入事例の中でも、最速の事例のひとつです。
このプロジェクトでは、「Oracle On Demand」環境において「Oracle Accelerators」を初めて使用し、またグローバルに「Oracle Projects Family Pack M」を導入するなど、Wiproとオラクルにとって初めての実績となりました。
このプロジェクトは、厳しいスケジュールでの複雑な導入作業の実行に関するWiproの優れた専門性を示すものです。Merichem社のバイスプレジデントであり、ERPプロジェクトのマネージャーでもあるマイケル P. ボドマン(Michael P. Bodman)氏は次のように述べています。「Wiproの参加により、非常に高いレベルの技術力が加わったことは承知していました。これらの技術力によって、ビジネスに関する高度な洞察力がもたらされたことを喜ばしく思っています。これは弊社のビジネス・プロセスとオラクルに組み込まれているプロセスとの整合性を取るにあたって非常に貴重でした」
この導入成功について、Wipro TechnologiesのOracle Practices担当ヘッド、アミタバ・シャルマ(Amitava Sharma)氏は次のように述べています。「この記録的スピードでのOracle E-Business Suiteの導入は、Oracle AcceleratorとWiproのAccelerated Implementation methodology (A-EAPM)の効果的な使用によって実現しました。これらのツールは、顧客にとって新たなビジネス展開の期間を大きく短縮し、また提供するサービスの質を高めます」
「Oracle E-Business Suiteは、より良いビジネスへの洞察力と優れた所有経験によって、顧客のビジネス・アプリケーションの次世代への進化を支援します」と、オラクルのワールドワイド・システム・インテグレーター・アライアンス担当シニア・バイスプレジデント、アンディ・ベイリー(Andy Bailey)は述べています。「Wiproはオンデマンド環境においてOracle Acceleratorsを活用し、顧客に大きな価値を提供することができました。Merichem社でのOracle E-Business Suiteの大規模な導入は、Wiproとオラクルとの密接な関係によって、オラクルのさまざまなサービスとアプリケーションの活用を極めて効率的に行い、顧客の要求に応えられることを示しています」
ビジネス面でのメリット
Wiproの「Oracle E-Business Suite」に関するエンド・ツー・エンド・ソリューションは、組織間にまたがるプロセスを大きく改善し、ビジネスに利用可能な機能を拡大しました。このソリューションは、たとえばMerichem社の所有する貨物列車と第三者の鉄道追跡システムとの間のインターフェースを提供し、リアルタイムの視認性と追跡を可能にしました。これによって関連する輸送コストの分析が可能になりました。またバックオフィスの業務プロセスも合理化されました。
この導入はまた、Wipro Technologiesとオラクルとの間の密接な関係を象徴するものでもあります。「Oracle PartnerNetwork」のCertified Advantage Partnerとして、Wiproとオラクルは世界中で「Oracle Applications」の導入において協力しています。Wiproはテキサス州ヒューストンとインドのバンガロールにあるニアショアおよびオフショアセンターにおいて、同社のグローバル・デリバリー・モデルを活用しています。このモデルにより、Wiproは導入コストを劇的に引き下げただけでなく、作業を24時間体制で行うことで導入期間を短縮するとともに、Merichem社における業務中断の総時間を減らしました。Wiproとオラクルは現在、コスト効率が高くリスクの低いアプリケーション導入を支援するため、このプロセスを化学業界、エンジニアリング業界、および建設業界全体に拡大しています。
Wiproについて
Wipro Technologiesは、ITサービス企業として世界で初めてPCMM Level 5およびSEI CMM Level 5の認定を受けました。Wiproは世界最大のプロダクト・エンジニアリングおよびサポートサービス・プロバイダーのひとつです。Wiproはシステム・インテグレーション、情報システムのアウトソーシング、パッケージ導入、ソフトウェア・アプリケーション開発、およびメンテナンスサービスを含む、包括的な研究開発サービス、ITソリューション、およびサービスを世界中の企業に提供しています。
インド市場では企業向けITソリューションとサービス提供のリーダーとして、システム・インテグレーション、ネットワーク・インテグレーション、ソフトウェア・ソリューション、およびITサービスを提供しています。Wiproはまた一般消費財と照明業界のニッチ分野でも高い利益を上げています。アジア太平洋地域および中東市場では、グローバル企業に対してITソリューションとサービスを提供しています。Wiproの米国預託株式(ADS)はニューヨーク証券取引所に上場しており、また普通株式はインドのムンバイ証券取引所および国立証券取引所に上場しています。
より詳しい情報は、www.wipro.comをご覧ください。
http://www.wiprocorporate.com
● オラクルについて
オラクルは世界最大の企業向けソフトウェア会社です。オラクルに関するより詳しい情報は、http://www.oracle.com をご覧ください。
● 商標登録
Oracle、JD Edwards、PeopleSoft、Siebelは米国Oracle Corporationおよびその子会社、関連会社の登録商標です。その他の名称はそれぞれの会社の商標です。
上記の事項は、オラクルの一般的な製品の方向性に関する概要を説明するものです。また、情報提供を唯一の目的とするものであり、いかなる契約にも組み込むことはできません。上記の事項は、マテリアルやコード、機能を提供することをコミットメント(確約)するものではないため、購買決定を行う際の判断材料とはなりえません。オラクル製品に関して記載されている機能の開発、リリースおよび時期については、オラクルの裁量により決定されます。
■本件に関するお問い合わせ先
日本オラクル株式会社 広報部 石川
Tel: 03-6238-8179 / Fax: 03-5213-6990 / E-mail: Junko.Ishikawa@oracle.com
プレスルーム http://www.oracle.co.jp/press/
*Oracle OpenWorldサンフランシスコ特別班
開催期間(10月23日 - 26日)中の広報担当者の連絡先は以下の通りです。
玉川 090-2621-9676(日本経由)
野見山 +1-323-599-0327
石川 +1-323-541-7241
US Press Release Summary
(本資料は2006年10月23日に米国でオラクル・コーポレーションより発表されたプレスリリースの抄訳です)