米国における静脈瘤治療器具市場の着実な拡大を後押しする硬化剤利用の急増
株式会社グローバル インフォメーションは、米国の市場調査会社Millennium Research Groupが発行した報告書「US Markets for Varicose Vein Treatment Devices 2013 (米国の静脈瘤治療装置市場)」の販売を開始しました。
米国における静脈瘤治療器具市場の成長は、おもに硬化剤分野の成長によってけん引されています。静脈アブレーション器具が引き続き静脈瘤治療器具市場でもっとも収益を生んでいる状況ですが、硬化療法分野は、2021年までに市場全体の収益の4分の1以上を占める、最大の成長領域になる見込みです。
硬化療法の作用物質は多様で、泡状や液体状などでも利用できます。この治療は医師にとって比較的覚えやすく、実践しやすいものです。結果として多くの外科医がこの治療方法を静脈アブレーションや静脈切除術など他の治療にも導入し始めています。特に、泡状硬化は従来浸透していませんでしたが、その効率性やコストの低さ、侵襲性の低さから、2021年までに急速に導入が進むと見られます。
2014年中ごろにBTGが発表する泡状硬化剤「Varisolve」が、この導入をさらに加速させると予想されます。この製品は米国食品医薬品局(FDA)が初めて認可した硬化剤で、この作用物質の高いプロファイルにより、他の治療方法に対する硬化剤の使用を促進すると考えられます。
MRGのアナリスト、Tonya Martin氏は、「FDAが認可した泡状硬化剤の登場は、この治療方法の評判を高めることになるでしょう。Varisolveの発表は、認可・未認可いずれの治療方法でも泡状の使用を活性化し、硬化療法を用いる医師が増えると見られます。硬化療法は、これまで医師が使用してきた様々な「自家製」泡状剤よりも厳しく試験され、また、より使いやすいため、大規模な導入と収益の成長を見込んでいます」と語っています。
硬化療法は静脈切除術分野の売り上げを相殺してしまうものですが、硬化剤の高い売価や治療量の多さから、2021年までの米国市場における静脈量治療機器の成長を着実に拡大させると見られます。
市場調査レポート: 米国の静脈瘤治療装置市場
US Markets for Varicose Vein Treatment Devices 2013
http://www.gii.co.jp/report/mrg202059-us-markets-varicose-vein-treatment-devices-2011.html
出版日: 2013年03月25日
発行: Millennium Research Group
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