新型コロナウイルス対策　移動式・面会用陰圧ブース『アイビー』6月10日(木) 全国発売

2021-06-09 10:00

　株式会社レブセル(本社：神奈川県横浜市都筑区、代表取締役：山本健二)は、新型コロナウイルス対策製品である、移動式・面会用陰圧ブース『アイビー』を2021年6月10日(木)に発売します。本製品は簡易陰圧装置として、医療機関・高齢者施設では補助金の対象になります。

移動式・面会用陰圧ブース『アイビー』
https://www.revcellnpr.com/

　株式会社レブセルでは、新型コロナウイルスにより苦しんでいる人々に対し、当社の技術やネットワークで何か貢献できないかと考えたところから、昨年2020年10月『陰圧ルーム東雲(しののめ)』を発売しました。急場をしのぐための他用途からの転用品ではなく、新型コロナウイルス対策のために一から開発した当社独自の陰圧ルームです。
現在、長期化するコロナ禍において、医療機関や介護施設では対面での面会が制限され、オンラインでの面会が多くなっており、患者・入所者とご家族とのコミュニケーションもままならない状況になっています。

　たとえ対面での面会ができても面会者は防護服やフェイスガード、マスクなどの着用が義務付けられ、アクリル板やビニールシートで隔てられた面会室に通されます。使用後の防護服などの処分や、行動範囲の消毒、これから夏に向けて熱くなる等、面会者も施設担当者も負担が多いのが現実です。

　当社では、こうした課題を解決すべく、『陰圧ルーム東雲(しののめ)』で培ったノウハウを活用し、今回、移動式・面会用陰圧ブース『アイビー』を開発、6月10日(木)から全国発売します。

　外部来訪者の面会の他、内覧用にも使え、感染疑いがある入所者の方の待機場所、コロナ軽症者の居室から玄関までの移動(搬送)にも使用できます。

製品の特長

安全
常時圧力状態が目視で容易に判断できる「独自の安全機構」を搭載　＊特許出願申請中

陰圧度合(圧差)・換気回数を、感染症学会や米国CDCのガイドラインに適合
圧力差2.5Pa以上・換気回数は毎時30回以上に設定、使用後約2分間で空気が入れ替わります。

移動可能
施設の玄関にて面会者にはブース内に入っていただきます。このことにより、防護服やフェイスガードを面会者は付けなくて済み、入所者に面会者の顔をはっきり見せることができます。隔離状態で面会者を移動できる為、施設内の消毒区域を限定できます。

コンパクト
面会室や居室などの扉を通れるようブースの奥行は80cmとしました。

蓄電池を搭載して移動中も陰圧をキープ
約7時間の充電で、約11時間稼働しますので、運用中もコンセントに繋ぐ必要がありません。

製品概要

(1) 日本エアーテック株式会社製・陰圧ファンフィルターユニット搭載(HEPAフィルター付)
(2) 換気回数毎時30回以上
(3) 蓄電池搭載・移動時も含め運用時コンセントは必要ありません。
(4) 目視で陰圧状態を常時確認できる「独自の安全機構」搭載
(5) 乗車定員1～2人(積載荷重約280kg)
(6) インターフォン
(7) 移動用キャスター付
(8) 光触媒・抗菌コート仕様

製品仕様

製品名　　　　：移動式・面会用陰圧ブース『アイビー』
圧差　　　　　：2.5Pa以上　＊米国CDCガイドライン準拠
HEPAフィルター：0.3μmの粒子にて補修効率99.997％以上
換気回数　　　：毎分30回以上　＊米国CDCガイドライン準拠
稼働時間　　　：満充電時・約11時間
充電時間　　　：約7時間
乗車定員　　　：1～2人(積載荷重約280kg)
標準装備　　　：蓄電池・陰圧用FFU・長椅子・インターフォン・
　　　　　　　　圧力確認用貫通口・キャスター等
型番・本体サイズ・電気：
◇MCM-01N：W1,200mm・D800mm・H1,600mm：100V 1A(蓄電式)

【オプション】医療機関などでの検査・診察・陽性患者との面会にご利用いただけます。
(1) 陽圧仕様：ブース内を陽圧にすることで外部の空気が入り込まないので、安全に感染症患者と面会ができます。
　　※標準の陰圧仕様に陽圧ファンユニットを追加しますので、陰圧・陽圧を都度選択できるようになります。

(2) 腕部挿入口：使い捨て手袋を装着できる両腕挿入口を設置できます。
　　※手を入れられる(出せる)ようになりますので医療機関ではワクチン接種などができます。面会時は面会者が入所者に触れることができます。

(3) パスボックス：ブース内外で検体やワクチンなどの受け渡しが安全にできます。

(4) 分解組立式
　　※保管場所にスペースが無い場合に便利です。日曜大工程度の工具で分解組立ができます。