体験知を“体質化”する一年——年間野外教育『Aozora Bushcraft Ambassador』第1期生募集(2026年4月)
沢登り・自転車旅・雪洞など高負荷挑戦+年3回個別リフレクション/定員6名 川口拓氏らアウトドア教育の専門家が参画/長野(佐久・軽井沢周辺ほか)で実施

一般社団法人あおぞらベース(所在地:長野県北佐久郡軽井沢町発地2230-1、代表理事:久保元城)は、年間野外教育プログラム『Aozora Bushcraft Ambassador(アオゾラ ブッシュクラフト アンバサダー)〈第1期〉』を2026年4月より開始し、第1期生の募集をスタートします。
近年、子どもたちの不登校は増加傾向が続き、文部科学省の調査でも小・中学校の不登校は過去最多水準が示されています。 いま問われているのは、知識や正解を「教える力」だけではなく、思い通りにならない現実の中で、感情を扱い、関係を築き、回復していく力——つまり生きる力の“土台”ではないでしょうか。
本プログラムは、自然の中で湧き上がる感情と向き合い、失敗と感覚から立ち上がる「体験知」を積み重ね、それが「体記憶」として心の“安全基地”になることを願って設計された、少人数・選考制の年間プログラムです。
本プログラムは、学校教育の現場で26年にわたりプロジェクトアドベンチャー(PA)の実践を重ね、さらに、軽井沢風越学園ではアウトワード・バウンドの理念や考え方をカリキュラムに取り入れてきた冒険教育のスペシャリストの甲斐﨑博史と、JICA(エルサルバドル)や日本人学校(コロンビア)など異文化環境での教育実践を経て、特別支援を含む多様な子どもたちに伴走してきた久保元城が、それぞれの実践と思想を持ち寄って構想しました。冒険教育のカリキュラム設計と、子どもの内面に寄り添う対話とケア——両者の強みを掛け合わせ、自然体験を「思い出」で終わらせず、体験と内省の循環によって学びを体質化していく一年間を設計しています。

■プログラム概要
名称:Aozora Bushcraft Ambassador(アオゾラ ブッシュクラフト アンバサダー)
期間:2026年4月〜2027年3月(年間プログラム)
形式:全9回・10泊19日+定例オンライン+個別リフレクション(年間3回)
内容:ブッシュクラフトキャンプを基盤に、季節ごとのアクティビティ(湖上泊/自転車旅/沢登り/ラフティング/冬の調理/雪洞/スノーシュー等)を組み合わせた継続プログラム
対象:小学5年生〜中学3年生(予定)
実施エリア:長野県(軽井沢町・佐久市周辺、大町市、小谷村)/東京都奥多摩町ほか ※回により異なる
定員:6名(選考あり)
募集締切:2026年3月4日
■プログラムの特徴

1)核|ブッシュクラフトキャンプ×「静かな時間」
学びの核は、ブッシュクラフトキャンプと、自然と対話する意味を込めて設ける「静かな時間」にあります。火を熾し、寝床を整え、食をつくり、道具を工夫する——自然の中では「自分で決め、自分で動く」ことが日常になります。そこに静かな時間を重ねることで、出来事の結果だけに振り回されず、自分の感情や状態に気づき、整え直す力が育ちます。これらの積み重ねが、やがて自立と、内側から立ち上がる静かな自信(自己効力感)へとつながっていきます。

2)拡張|高負荷な挑戦(沢登り・自転車旅・湖上泊・雪洞キャンプ等)
この核の上に、あえて“高負荷な挑戦”を重ねます。困難さを含む状況に身を置くと、恐れや悔しさ、苛立ち、頼りたさといった感情が強く立ち上がり、関係性も試されます。その瞬間こそ、失敗と感覚から立ち上がる体験知が育つ場面です。揺れた自分を整え直して戻ってくる——このプロセスが、折れない強さではなく、しなやかに回復するレジリエンスを育てます。
3)接続|年3回の個別リフレクションを含むオンライン対話で日常へ
本プログラムは非日常の体験を「やりっぱなし」にしません。年3回の個別リフレクションを含むオンライン対話を通して、体験を振り返り、意味づけし、日常の選択へとつなげます。評価のためではなく、自分の内側から湧く内的動機を確かめ、次の一歩を自分で決めていく——体験と内省の循環によって、学びが暮らしの呼吸のように“体質化”していく年間プログラムです。
■「本物の学び」を支える、各分野のスペシャリストが参画
『Aozora Bushcraft Ambassador』は、単発の自然体験イベントではなく、子どもたちの内側に体験知を積み重ね、学びを“体質化”していく年間プログラムです。そのために、主催の甲斐﨑博史・久保元城に加え、アウトドア教育の第一線で活動する各分野のプロフェッショナルが参画し、活動を強力にサポートします。専門性の高さは、挑戦の質を上げるだけでなく、子どもたちが安心して「失敗と感覚」から学べる環境を支える土台になります。

【ブッシュクラフト】川口 拓 氏(Japan Bushcraft School 校長/WILD AND NATIVE 代表/危機管理リーダー教育協会 代表理事)
日本のブッシュクラフト界を牽引する第一人者。サバイバル技術の伝承にとどまらず、五感を研ぎ澄ませ、自然の見方を広げていく体験へと導きます。ブッシュクラフトが初めての子どもたちにも分かりやすく、楽しみながら自然の奥深さを伝えます。

【ラフティング】柴田 大吾 氏(ラフティング元日本代表/みたけレースラフティングクラブ代表)
ラフティング世界大会に出場し、現在は多摩川・御岳を拠点に普及活動を行うプロフェッショナル。世界レベルの「川を読む目」と高度な危機管理スキルを、教育現場へ還元しています。安全を徹底しながらもダイナミックな水上プログラムを設計・指導し、子どもたちの挑戦を支えます。

【自転車旅】青木 大樹 氏(Outward Bound Japan 冒険教育指導者育成プログラムJALT修了/みなみあいき冒険キャンプ代表)
長野県南相木村を拠点に、質の高い冒険教育プログラムを展開する実践者。確かな安全管理とファシリテーション能力に定評があり、多くの教育団体から信頼を寄せられています。自転車というツールを用い、子どもたちの限界への挑戦を「安全に、しかし熱量高く」支えます。

【沢登り】河合 宗寛 氏(Outward Bound Japan 冒険教育指導者育成プログラムJALT修了/Wilderness Facilitation 代表)
「旅は人生の道しるべ」をテーマに活動する野外教育の実践者。水の冷たさや岩の感触を全身で感じる沢登りを通じて、五感を解き放ち、ありのままの自分と出会う時間を提供します。JICA隊員(タンザニア)の経験も持ち、多様な視点から子どもたちに関わります。

■「安心」があるから「挑戦」できる。万全の安全管理体制
本プログラムは、沢登りや雪洞キャンプなど、あえて“高負荷な挑戦”を含みます。だからこそ、最優先するのは参加者の安全です。あおぞらベースは、危険を「根性」で乗り越えるのではなく、リスクを事前に見立て、判断基準と運営手順を整えた「守られた環境」を設計したうえで実施します。
メインファシリテーターの甲斐﨑博史・久保元城は、野外救急・アウトドア教育・技能指導の各分野で専門資格を保有し、活動中の見守りと緊急対応を担います。定員6名の少人数制だからこそ、一人ひとりの体調や表情、集中の変化まで丁寧に観察し、必要に応じて活動内容や負荷を調整しながら、挑戦の質を高めていきます。
【主催者(甲斐﨑・久保)共通保有資格】
WAFA(野外災害救急法アドバンス)/Outward Bound Japan アウトドアエデュケーター(アドバンス)/Japan Bushcraft School 認定 ブッシュクラフトインストラクター
【安全対策】
活動場所は事前確認(実地踏査)を行い、天候・気温・水量・積雪・参加者の体調等に応じた実施可否の判断基準を設定します。活動中は見守り配置と声かけを徹底し、刃物・火・ロープ等の道具は安全指導を標準化。緊急時の連絡・搬送手順も含め、万一に備えた運営フローを整備しています。さらに、野外活動に対応した保険へ加入し、安心して参加できる体制を確保します。
■募集・選考について
本プログラムは、学びを「成果」ではなく「体験と内省のプロセス」として積み重ねる年間プログラムです。そのため、定員6名の少人数で、一人ひとりの挑戦と変化に丁寧に伴走する体制を優先し、選考制で実施します。
※選考は「能力の優劣」ではなく、プログラムの趣旨(挑戦と内省)や安全管理上の適合を丁寧に確認する目的で行います。応募方法や選考の流れ、説明会の有無などの詳細は、公式サイトにて順次ご案内します。
■参考動画(2025年春開催:ブッシュクラフト体験キャンプ(小3~中学生対象))
■法人概要
名称:一般社団法人あおぞらベース
所在地:長野県北佐久郡軽井沢町発地2230-1
代表理事:久保 元城
事業内容:野外教育プログラムの企画・運営/教育研修事業
公式サイト:https://aozorabase.org/
■本件に関するお問い合わせ先
一般社団法人あおぞらベース
E-mail:info@aozorabase.org
担当:久保










