「2025年度グッドデザイン賞」を受賞【相鉄グループ】
2年連続で、相鉄線沿線でのまちづくりの2つの取り組みが
地域とともに、「選ばれる沿線」の創造へ
相鉄グループでは、2025年10月15日(水)、2025年度グッドデザイン賞【主催・(公財)日本デザイン振興会】(以下、同賞)を2件、受賞しました。相鉄線沿線のまちづくり・住まいづくりの取り組みで、2年連続、2件の受賞となります。
同賞は、デザインによって暮らしや社会をよりよくしていくことを目的に、1957年に創設された表彰制度です。人が何らかの理想や目的を果たすために築いたものごとをデザインととらえ、デザインの背景・プロセス、目的と達成した成果などのさまざまな観点で評価・顕彰するものです。同賞の特徴である、シンボルマークの「G マーク」は、多くの方に親しまれています。
今回受賞したデザインのポイント
■ゆめが丘エリアにおけるまちづくり
「WELL-BEING TOWN ゆめが丘」
①地域に元々ある自然資源を暮らしの中心に据える開発デザインで、地域資源を活かした循環型社会を啓発
②大規模複合施設「ゆめが丘ソラトス」を核とする、開発規模を活かした環境負荷軽減に資する取り組み
③企業・大学・病院と連携し「ゆめが丘エリアマネジメント協議会」を組成、駅前拠点を中心に継続的に活動

■星川駅~天王町駅間の高架下空間を活用した施設
「星天qlay(ホシテンクレイ)」
①高架下空間約1.4㎞を「サイドウォーク」でつなぐことにより生まれた新たな人の流れと、人が集まる場所へ
②Dゾーンのシェアレジデンス「YADORESI」における、個人の特技や小商いがダイレクトにまちの風景に参加する「はなれマド」
③地域の方々を巻き込んだイベントや実証実験など「余白と遊び」

相鉄グループでは、今後も相鉄線の好意度向上につながる取り組みを実施することで、「選ばれる沿線」の実現を目指してまいります。
「2025年度グッドデザイン賞」受賞の概要
- 受賞日
2025年10月15日(水)
- 受賞内容・会社
〇「WELL-BEING TOWN ゆめが丘」
㈱相鉄アーバンクリエイツ
㈱相鉄ビルマネジメント
相鉄不動産㈱
相鉄ホールディングス㈱
相模鉄道㈱
〇「星天qlay(ホシテンクレイ)」
㈱相鉄アーバンクリエイツ
㈱相鉄ビルマネジメント
相鉄不動産㈱
相模鉄道㈱
- 審査員からの評価
〇WELL-BEING TOWN ゆめが丘
開発の大きなスケールを活かしながら、地域の中で積み重なる小さな協働を基盤としている点に、本取り組みの独自性がある。横浜郊外の豊かな自然を背景に、農や自然といった地域資源を暮らしに取り込み、循環の仕組みを築くことで、来訪者や住民が日常的に地域とつながる機会を生み出している。これまで利便性や経済性を優先してきた開発とは異なり、今ある地域の豊かさを生活の中心に据え、人と自然の新しい関係を描こうとする姿勢が評価される。また、駅前の商業施設を核に、再生可能エネルギーや資源循環の仕組みを組み合わせ、地域全体の環境価値を高めている点も意義深い。さらに、事業者が中心となってエリアマネジメント協議会を立ち上げ、多様な主体と連携しながら活動を継続していることも強みである。農地や施設を拠点に食育や循環型の仕組みを展開し、ハードとソフトを一体的に運営することで、持続可能なまちづくりを支える体制が整えられている。
〇星天qlay
高架下空間の活用は、これまでの発想では駅近で利便性の高い部分を商業利用するケースが多いが、この取り組みは、鉄道用地という“細く長い”という特性を活かし、その周辺に広がるまちへの波及を目標として、1.4kmもの区間をゾーンごとの地域課題や土地利用に合わせて開発していることが特徴だ。単に事業者の利益獲得だけでなく、地域の豊かな暮らしの実現を目指し、民間投資を行っていることに共感する。鉄道用地や道路、河川といった都市におけるリニアな形状を持ったアセットの整備や利活用が、面的なエリアの価値向上に大きく貢献できることを示す優れた事例である。
- その他
相鉄グループのグッドデザイン賞の受賞は、相鉄不動産が、2023年度から3年連続受賞。相鉄ビルマネジメントおよび相鉄ホールディングスが、2024年度から2年連続での受賞となります。
【参考】WELL-BEING TOWN ゆめが丘の概要
- デザイン概要
横浜市郊外における約24ヘクタールの土地区画整理事業後の開発。農業が盛んで自然豊かな周辺環境を、暮らしの中に積極的に取り込み、かつ環境に配慮した各種サステナブルな取り組みと組み合わせ、この土地のライフスタイルとしてデザインし実践。元々ある地域資源の価値を昇華させ新たな循環の形を生み出すあり方を提案したもの。
- 所在地および最寄り駅
神奈川県横浜市泉区
●相鉄いずみ野線 「ゆめが丘」駅直結
●横浜市営地下鉄ブルーライン「下飯田」駅至近
- プロジェクト参画企業
㈱相鉄アーバンクリエイツ
㈱相鉄ビルマネジメント
相鉄不動産㈱
相鉄ホールディングス㈱
相模鉄道㈱
- 受賞対象施設
ゆめが丘ソラトス
ゆめが丘駅
グレーシアウエリス横浜ゆめが丘
KNOCKSゆめが丘
グレーシアライフ横浜ゆめが丘

- ウェブサイト
※一部コンテンツは10月22日14時から公開予定
【参考】星天qlayの概要
- デザイン概要
横浜の中心部と郊外をつなぐ相鉄本線の連続立体交差事業により生まれた約1.4㎞の高架下空間をまちの新たな余白ととらえた開発デザイン。エリアのまちづくりの活性化となるようなブランディング、コンテンツ、環境計画、建築設計、ランドスケープなどの各分野を横断したデザインにより人の活動や暮らしの軸を地域に編み込んだもの。5ゾーン分け、ショップ・レストラン・住居・コワーキングなど、多彩な空間を展開。
- 所在地および最寄り駅
神奈川県横浜市保土ケ谷区
相鉄本線「星川」駅または「天王町」駅至近
- プロジェクト参画企業
㈱相鉄アーバンクリエイツ
㈱相鉄ビルマネジメント
相鉄不動産㈱
相模鉄道㈱
- 規模(敷地面積)
約24,000㎡
