管理職じゃないのに、マネジメントが仕事に? マーケティング求人606件を分析、一般担当者の約4割が「ディレクション・進行管理・社内外の調整」を担う【PyxOne調べ】
役職のない一般担当者の求人の約4割(38.9%)が、仕事内容に「ディレクション」「進行管理」「社内外の調整」などのプロジェクト推進を含む。広告運用・SNS・Webマーケティングなど、専門職でも同じ傾向
株式会社PyxOne(本社:神奈川県、代表取締役:小栗 佳祐)は、国内の転職サイト3サイトに掲載されたマーケティング職の求人606件を独自に分析しました。
その結果、役職のない一般担当者の求人476件のうち、約4割にあたる185件(38.9%)が、仕事内容に「ディレクション」「進行管理」「社内外の調整」「外注先とのやりとり」などのプロジェクト推進を含んでいました。広告運用、SNS、Webマーケティングといった専門職の求人でも、4割前後が同じようにプロジェクト推進を含んでいます。
マーケターに求められているのは、専門スキルだけではありません。マネージャーでなくても、案件と関係者を動かしてプロジェクトを前に進める力が、一般担当者の仕事として求められています。
※本リリースでいう「マネジメント」は、部下の評価や育成ではなく、案件と関係者を動かしてプロジェクトを推進する力を指します。
- マーケターは、マネージャーでもプレイヤーでもマネジメント力を求められる

役職のない一般担当者の求人476件のうち、185件(38.9%)が仕事内容にプロジェクト推進の業務を含んでいました。マネージャー職の求人(64.5%)ほどではないものの、約4割です。3サイトのいずれでも3割台後半から6割台でした(サイトA 36.2%、サイトB 62.9%、サイトC 44.7%)。
ディレクション:16.2%
進行管理・スケジュール管理:11.3%
社内外の調整・折衝:9.2%
外注先・パートナーとのやりとり:9.2%
KPI設計・目標管理:5.7%
予算管理:4.8%
プロジェクトマネジメント:2.7%
いずれかを含む:38.9%
専門領域別に見ても、傾向は大きく変わりません。広告運用やSNS運用のように専門性の高い職種でも、一般担当者の求人の3〜5割がプロジェクト推進を含んでいました。
広告運用:24件 / 45.8%
販促・プロモーション:65件 / 44.6%
SNS:28件 / 42.9%
Webマーケティング・デジタル:89件 / 41.6%
広報・PR:54件 / 31.5%
リサーチ・分析:30件 / 30.0%
求人票に書かれていた「専門業務+推進の仕事」
では、専門職の一般担当者は、具体的に何を任されているのでしょうか。求人票の仕事内容には、専門業務と並んで、次のような推進の仕事が書かれていました。
広告運用:Google・SNS広告の運用管理、KPIの測定と改善 / クリエイティブ制作のディレクション、月次・四半期ごとの広告予算の策定
デジタル広告(保険会社):デジタル広告の企画、効果測定・分析 / バナー制作や運用は広告代理店に依頼し、スケジュール管理、成果物の品質チェック、社内の審査部門との連携を主導
SNS・コンテンツ:SNS運用、投稿企画、動画の企画・台本作成 / 外部クリエイターや社内の関係部署との調整・ディレクション、制作の進行管理
通販の販促:DM・チラシ・会報誌の企画、コピー作成 / デザイナー・ライター・印刷会社との進行管理、発送日程や印刷部数の調整
※求人票の仕事内容の記載を要約。企業名は伏せています。
専門業務を自分の手で進めながら、外部の制作会社や代理店、社内の関係部署を動かして案件を前に進める。こうした専門業務とプロジェクト推進の両方を仕事内容に含む「一人二役」の求人は、一般担当者の31.9%でした。
マーケティングは、役職を問わず、プロジェクトを動かす力が求められる職種であることがうかがえます。
- AIの台頭で、マーケターの仕事の進め方が変わってきている

公開されている調査からは、AIがマーケティングの実務を担い始め、人の仕事が「手を動かす」から「考えて、決めて、指示する」へ移りつつある様子が見えてきます。
AIはすでに現場に入っている:BtoBマーケターの8割以上が生成AIの活用に着手し、約4割は毎日使っています。AI導入後に、戦略立案・企画への注力が高まったという回答は55.1%でした(シーラベルほか「生成AI実態調査2025」)。
実務の時間はAIが短くしている:AIエージェントが定型的なコンテンツ作成やデータ分析を肩代わりし、マーケターは週に約8時間を取り戻しているとされています(Salesforce「マーケティング最新事情」第10版)。
求められる力が変わった:マーケティング部門の管理職の68.0%が、生成AIで求められるスキルが変わったと回答しています。重要になったのは「データから本質的な課題を見抜く力」(69.8%)と「生成AIに的確な指示を出せる力」(58.5%)でした(キーマケLab、2024年12月)。
誰もがAIを動かす立場になる:マイクロソフトは、すべての働く人がAIエージェントに仕事を任せて管理する「エージェントボス」になるとしています。日本のリーダーの28%が、今後5年以内にチームがAIエージェントを管理するようになると見込んでいます(Microsoft「2025 Work Trend Index」)。
- だからこそ、プレイヤーにもマネジメント力が必要になる

AIが実務を担うほど、人に残るのは「何を、いつまでに、誰と、どう進めるか」を決めて動かす仕事です。それは、マネージャーだけの仕事ではありません。AIに指示を出し、関係者を巻き込み、仕事の進め方を仕組みにしていく。そうしたマネジメントの力が、プレイヤー一人ひとりに求められる場面が増えていると考えられます。
今回の求人分析で、一般担当者の求人の約4割がすでにプロジェクト推進を含んでいたことは、この流れと重なります。
ただし、プレイヤーにはプレイヤーとしての専門業務があります。マネジメントの仕事まで一人で抱え込めば、本来の仕事の時間が削られてしまいます。だからこそ、
タスクの実行は、AIに任せる
プランニングは、AIと壁打ちしながら進める
運用は、関係者が同じものを見て動ける仕組みにする
という形で、マネジメントの仕事そのものを効率化していくことが大切です。
- プレイヤーが自分でプロジェクトを動かせる、ガント型AIエージェント「PyxOne」

PyxOneは、ガントチャートを中心に、AIエージェントが計画づくりとタスクの実行を支えるサービスです。マネージャーだけでなく、複数の案件を抱えるプレイヤーが、自分の仕事を自分で動かせるように設計しています。
プランニングをAIと一緒に:やるべきことの洗い出しや優先順位を、AIエージェントと壁打ちしながら決められます。AIの提案は、そのままガントチャートに反映されます。
複数の案件を1画面で:抱えている案件を時間軸で横断して見渡し、遅れやリスクに気づけます。
関係者と同じものを見て動く:計画・進み具合・決定事項を1か所にまとめ、関係者が同じ画面を見て進められるようにします。
事例1:同時に7件のプロジェクトを回す企画担当者
教育事業を手がける企業で企画を担当する濱野さんは、リーダーとして3件、メンバーとして4件、合わせて7件のプロジェクトを並行して進めています。以前は、メール、チャット、表計算ソフトなどに情報が分散し、毎朝その日のタスクを書き出す作業に時間を取られていました。
PyxOneの導入後は、7件のプロジェクトを1画面で見渡し、AIエージェントとの壁打ちでタスクの抜け漏れや優先順位を確認しています。タスクを書き出す作業はほぼなくなり、その時間を「本当に必要なタスクか」を考える時間に回せるようになりました。
事例2:約50社の顧問先を抱える弁護士
約50社の顧問先を担当する弁護士のSさんは、相談対応、契約書の確認、資料作成が並行して発生し、繁忙期には深夜まで働く日もありました。以前のタスク管理では期限の入力が手間で使われなくなり、仕事を発生した順にこなす状態になっていました。
PyxOneの導入後は、顧問先ごとにタスクを整理し、ガントチャートのバーを伸ばすだけで期限を登録しています。仕事が集中する時期を前もって把握し、前倒しで進められるようになりました。期限を記憶や勘ではなく予定として確認できるようになり、頭の中で仕事を抱える負担が減ったといいます。
サービスURL:https://pyxone.com
代表コメント
株式会社PyxOne 代表取締役 小栗 佳祐
マーケティングの担当者は、広告やSNSのプロであると同時に、施策を前に進める進行役でもあります。今回の分析で、役職のない一般担当者の求人の約4割が、その役割を求めていることが分かりました。
AIで実務が速くなるほど、人に残るのは「決めて、動かす」仕事です。PyxOneは、タスクの実行やプランニングをAIと分担しながら、プレイヤー一人ひとりが自分の仕事を前に進められる働き方を支えていきます。
調査概要
調査主体:株式会社PyxOne
対象:転職サイト「マイナビ転職」(サイトA)、「Green」(サイトB)、「type」(サイトC)に掲載されたマーケティング職の求人606件(サイトA 500件、サイトB 60件、サイトC 46件)。会員登録なしで閲覧できる公開ページのみを対象とし、公表するのは集計結果のみです
収集期間:2026年10月31日〜11月2日
マーケティング職の範囲:各サイトの職種分類のうち、マーケティング・広告宣伝・販促・広報・Webマーケティングにあたるもの。商品企画・バイヤー・事業企画などは除外
抽出方法:サイトAは該当する求人655件から500件を無作為に抽出。サイトBは会員登録なしで閲覧できる60件、サイトCは該当する全46件
重複の除外:同じ企業が同じ職種名で複数掲載している求人は1件として数えました
役職の分類:求人タイトルで分類。「マネージャー」「責任者」「リーダー」「部長」「課長」などを含む求人をマネージャー職(76件)、「ディレクター」「プロデューサー」「PM」「進行」「推進」などを含む求人を推進職(54件)、どちらも含まない求人を一般担当者(476件)としました
専門領域の分類:求人タイトルに含まれる語で分類(例:「広告運用」「リスティング」→広告運用、「SNS」「Instagram」→SNS)
プロジェクト推進の定義:仕事内容に「プロジェクトマネジメント」「進行管理・スケジュール管理」「ディレクション」「外注先・パートナーとのやりとり」「社内外の調整・折衝」「予算管理」「KPI設計・目標管理」のいずれかを含むもの。「調整・折衝」は、社内・部署・関係者・取引先・代理店などの相手と結びついた記述のみを数え、「シフト調整」「日程調整」などは除外
方法:求人の仕事内容の本文をキーワード辞書で照合して集計し、該当箇所を抜き取りで目視確認
留意点:606件の8割強がサイトAの求人です。キーワード照合のため、表現の違いによる取りこぼしや、会社紹介文など仕事内容以外の記述への一致が一部含まれます。判定は誤検出を避ける側に寄せています。専門領域別の集計は件数が少ない区分を含みます。1時点のデータのため、求められる能力の変化は示していません。市場全体の正確な構成比ではなく、求人票に表れた傾向として扱ってください
本調査は株式会社PyxOneが独自に行った集計で、各転職サイトの運営会社とは関係がありません。




