SpaceX、OpenAIにも投資「日本語ゼロ、コネなし」留学生が総運用資産3,000億円超のVCへ
逃げ道がないからこそ本気になれる──信頼を「結果」で築き、世界と日本をつなぐアニス・ウッザマンの経営哲学

「日本語ゼロ、コネなし」→「世界的VCへ」
シリコンバレーを拠点とする「ペガサス・テック・ベンチャーズ」は、総運用資産3,000億円以上、世界14カ国以上で事業を展開し、300社を超えるスタートアップに投資。SpaceX、OpenAI、Anthropic、Airbnb、DoorDashなど、世界を代表する企業も投資先に名を連ねています。
その創業者であるアニス氏の原点は、「日本語を一言も話せない留学生」として来日した日本でした。1年以内に大学入試に合格しなければ帰国という環境で、日本語と高校レベルの物理・数学・化学を学び、東京工業大学へ進学。その後、半導体製造やIBMでのM&A・新規事業を経験し、シリコンバレーで自身のVCを創業しました。
今回のインタビューでは、外国人として日本で信頼を築いた経験、年間1,000通を超える推薦状を書く「スタートアップ・ワールドカップ」の使命、そして「絶対にギブアップしない」「お客様を神様と思って大切に扱う」という経営哲学について語っています。
『私の哲学』第129回 アニス・ウッザマン氏
日本に国費留学生として来日した当時、アニス氏は日本語をまったく話せませんでした。大阪外国語大学の留学生センターで、朝8時から夜7時ごろまで1日10時間以上勉強。日常会話だけでなく、日本の高校の物理・数学・化学の教科書を1年で学ぶことを求められました。
「1年で大学入試に合格できなければ帰国」という明確な期限があったからこそ、「逃げ道がないから、必死でやるしかなかった」と振り返ります。日本語を身につけ、東京工業大学へ進学。その後、米国で半導体製造を学び、実際の製造工程を手作業で経験したことが、後の投資家としての強みになりました。



『私の哲学』は、肩書きや成功談を語るインタビューではありません。 その人が何を信じ、どんな決断をし、どのように行動してきたのか──人生の分岐点における「哲学」を、本人の言葉で記録するインタビュー・対談シリーズです。
インタビュアー・編集長は、株式会社ILI 代表取締役社長・杉山大輔が務め、2007年の開始以来、経営者、職人、アーティスト、研究者、教育者など、分野を超えた「自ら決断し、行動してきた人々」が登場。AIが情報を均質化し、効率と最適化が加速する時代だからこそ、人間の経験値や思想、そして行動の背景にある哲学を残すことを目的としています。
スポンサードを一切受けず、出演者への報酬も支払っていない。インタビューの空気感を大切にした英訳を行い、日英をはじめ仏語・中国語など多言語ですべて無料公開されおり、2022年には100回を迎えました。
|プロフィール:『私の哲学』編集長 杉山大輔
株式会社ILI 代表取締役社長/グローバル・ビジネス・プロデューサー。
1979年東京都生まれ、ニューヨーク育ち。慶應義塾大学総合政策学部卒業、同大学院経営管理研究科修了(MBA)。
2007年、コミュニケーション課題の解決を目的に株式会社ILIを設立。国内企業の海外展開、海外企業の日本展開を支援し、異文化間の円滑なビジネス構築をサポートしています。同年開始のインタビューシリーズ『私の哲学』編集長として、20年にわたり各界のリーダーを取材。2014年にはクオンタムリープ創業者・出井伸之氏に抜擢され、執行役社長として大企業とベンチャーをつなぐビジネスプロデュースを手がけました。
『行動する勇気』(フォレスト出版)、『運を動かせ』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『DDDD[ドゥドゥドゥドゥ]──「行動」だけが奇跡を起こす』(自由国民社)、『【世界標準】AO式子育て』(クローバー出版)、『逆境をはね返す力』(ILI出版)、『私の哲学 総集編 Vol.1-100』(ILI出版)など。4児の父。企業やプロジェクトの潜在価値を引き出し、共に成長と成果を創出することを使命としています。
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担当:安藤 千穂
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