初公開。10年間毎月通い続けた元オーナー「実家は絶対朽ちさせない」。守り続けた空き家に新しい継承者が現れるまでの物語

小豆島リトリーツ株式会社(香川県小豆郡小豆島町、代表取締役:加藤直樹)は、一棟貸し宿「お屋敷ステイ 幸(こう)」開業の舞台裏に、10年間の「守り手」がいたことを初めて明らかにいたします。神戸在住の元オーナーが月に1度島に戻り、空き家を丁寧に手入れし続けた物語です。
「実家は絶対朽ちさせたりしない」元オーナーの強い信念

この3000平米の名家邸宅は、醤油製造で栄えた家系の象徴。神戸在住の元オーナーは、子どもたちが島外で育ち継承者が不在となった後も、
• 毎月1度:全窓を開けて風を通す(夏冬問わず)
• 年1回:3000平米の庭の大掛かりな剪定を実施
• 随時:畑の手入れ・草刈り、雨漏り箇所の補修など
を続けていました。
「体裁が大事」という地域文化の中で、「実家を守り続ける」という信念を貫いたのでした。近隣の方々も「毎月手入れされているのがわかり、安心していた」と語ります。
丁寧に守られた家屋に現れた「新しい継承者」
加藤直樹代表夫妻は物件を初めて見た際、「こんなに良好な状態で残っているとは」と驚嘆。神奈川勤務13年、アメリカ駐在5年のキャリアを活かし、総額約9000万円を投じ、「お屋敷ステイ 幸」として再生しました。
地域住民へ挨拶の際、元オーナーの「私がふがいないためにこの家を手放しました」という言葉が全てを物語ります。この言葉は今でも、加藤夫妻の胸に深く刻まれています。丁寧に守られた家屋、玄関アプローチの醤油重石などはそのまま残し、刻まれた歴史を宿泊体験として次世代へ継承。半露天風呂、サウナ、蔵BARを備えた特別な宿として生まれ変わりました。
地域に広がる「バトンタッチ」の輪
この邸宅再生は、小豆島の空き家問題解決のモデルケースとして注目されています。近隣住民からは「屋敷にまた灯りが灯って嬉しい」「次はうちの空き家も」との声が寄せられ、地域全体の空き家活用への機運が高まっています。
公式サイト: https://oyashiki-stay.com
お屋敷ステイ 幸の主な特徴
• 収容人数:定員9名(客室4室+広々リビング・キッチン)
• 設備:半露天風呂、サウナ、蔵BAR、月見台、日本庭園、自家菜園
• 料金:1泊2名 77,100円〜(税込、3名以上1名ごと15,000円追加)

今後の展望
2・3世帯でのゆったりとしたリトリート先としての認知拡大を目指し、小豆島が「子どもたちがまた戻りたくなる島」となることを目指します。



お問い合わせ先
小豆島リトリーツ株式会社
担当: 加藤 直樹
TEL: 080-7355-7210/Email: naoki.kato@shodoretreats.com
住所: 香川県小豆郡小豆島町堀越甲362
公式サイト: https://oyashiki-stay.com
会社HP: https://shodoretreats.com







