富士山麓で駆除される鹿の皮に命を吹き込む──P's Leather Craftがジビエレザー循環モデル構築へ
クラウドファンディングで支援募集中。廃棄される鹿皮に新たな価値を
レザー製品を制作する個人事業主・P's Leather Craft(代表:山﨑大輔)は、2026年1月より富士山ジビエセンターDEARDEERと連携し、害獣駆除された鹿の皮を活用したジビエレザー製品の開発・販売を開始します。本プロジェクトでは、これまで廃棄されてきた鹿皮に新たな価値を与え、循環型ものづくりのモデル構築を目指しています。現在、クラウドファンディングにて支援を募集中です。
背景:未活用資源となっている鹿皮の課題
富士山麓では、多数の鹿が農作物被害対策として駆除されています。しかしその多くは食肉として活用される一方、皮は処分費用と環境負荷を伴って廃棄されているのが現状です。
P's Leather Craftの代表・山﨑氏は、会社員時代に豚革OEM製品の開発に携わる中で「副産物としての革が十分に活かされていない」という課題意識を持ち、独立後は家族3人で小さなレザーブランドを立ち上げました。
「山口産業株式会社のMATAGIプロジェクトを通じて、野生動物の皮を無駄にしない『ジビエレザー』の可能性を感じました。いただいた命に敬意を払い、地域の循環をつくる仕組みに挑戦したい」と山﨑氏は話します。
特長:地域資源 × 伝統技術でつくる“循環型ものづくり”
本プロジェクトでは、以下の流れで鹿皮を製品へと再生します。
1.富士山ジビエセンターDEARDEERから鹿皮(原皮)を買い取り
2.山口産業にて環境配慮型の植物タンニン鞣しでレザー化
3.P's Leather Craftがレザーを製品化
4.2026年1月よりDEARDEER店頭で販売開始(予定)
製品の特徴:
・地域資源の有効活用:本来廃棄されていた鹿皮を価値ある製品へ
・環境配慮:植物タンニン鞣しによるサステナブルな製法
・独自の風合い:ネイビー、キャメル、ナチュラルの3色展開
※ナチュラルは染色を施さず“唯一無二”の表情を残した仕上がり
・実用性の高いラインナップ:日常使いからアウトドアまで対応
2025年8月には富士山ジビエセンターから鹿皮3枚を試験的に受け取り、10月に試作品を完成。現在は量産体制と販促準備を進めています。
「これは単なる革製品づくりではありません。自然・食・ものづくりを循環でつなぐ取り組みです。命の副産物を活かし、新しい地域モデルを形にしたい」と山﨑氏は意気込みを語ります。
プロジェクト概要
■プロジェクト名:ジビエレザー循環モデル構築プロジェクト
■開始時期:2026年1月
■販売場所:富士山ジビエセンターDEARDEER店頭(予定)
■製品ラインナップ:
・鹿革カップスリーブ(3色展開)
・鹿革コースター(3色展開)
・鹿革トレイ(3色展開)
・鹿革鍋つかみ(3色展開)
・鹿革コードホルダー(3色展開)
■特設サイト:https://camp-fire.jp/projects/879170/view
クラウドファンディングで応援募集中
本プロジェクトの実現に向けて、クラウドファンディングで支援を募集しています。鹿皮を捨てずに価値へと変える取り組みを、ぜひ応援してください。
団体概要
屋号:P's Leather Craft
代表者:山﨑大輔
事業内容:レザー製品の企画・製造・販売、ワークショップ開催
理念:「いただいた命を隈なく活かす」持続可能なものづくり
URL:https://www.instagram.com/ps24_works/
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