国交省登録「飯塚地区かわまちづくり計画」の実現に向けて 遠賀川河川敷の利活用を促進する2つの社会実験イベントを開催

近畿大学産業理工学部(福岡県飯塚市)建築・デザイン学科教授 小池博と3年生のゼミ生14名が、令和7年(2025年)10月11日(土)、飯塚市の遠賀川河川敷公共空間で、昼と夜に2つの社会実験イベント「遠賀川水辺ピクニック」と「遠賀川ナイトリバー」をプロデュースします。その後、市民の方々へ河川敷公共空間の日常的な利活用の提案を行い、アンケート調査の結果を踏まえながら「飯塚地区かわまちづくり計画」の具体的な河川敷再整備方針を決定していきます。
【本件のポイント】
●「飯塚憩いの会かわまちづくり協議会」が国土交通省に申請した「飯塚地区かわまちづくり計画」が、今年8月に国土交通省が推進する河川施策の一つである「かわまちづくり」支援制度へ正式に登録
●「飯塚地区かわまちづくり計画」に則った具体的な整備方針検討へ向けて、昼と夜に2つの社会実験イベント「遠賀川水辺ピクニック」と「遠賀川ナイトリバー」を実施
●学生が中心となりイベントのプロデュースおよび空間デザインを担い、実学教育として学ぶ
【本件の内容】
近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科教授の小池博は、国土交通省遠賀川河川事務所、飯塚商工会議所、飯塚市役所や地域住民とともに、平成31年(2019年)2月に結成された「遠賀川と飯塚河川敷を市民の憩いの場にしよう会」(以下「憩いの会」)のメンバーとして活動しています。令和5年(2023年)12月には、「憩いの会」の上部組織として、河川敷の日常使いを促進すべく河川敷再整備の実現を目指し、遠賀川周辺のまちづくりと合わせた「飯塚憩いの会かわまちづくり協議会」が設立され、小池が会長に就任しました。
協議会では、具体的な河川敷の再整備計画と日常的な利活用の提案を行い、「飯塚地区かわまちづくり計画」として国土交通省へ登録申請し、今年8月に国土交通省が推進する河川施策の一つである「かわまちづくり」支援制度へ正式に登録されました。
今回、「飯塚地区かわまちづくり計画」に則った具体的な再整備方針検討のため、実際に河川敷を日常的に利用することを想定した社会実験として、昼に「遠賀川水辺ピクニック」、夜に「遠賀川ナイトリバー」という2つのイベントを開催します。その後、市民の方々へ河川敷公共空間の日常的な利活用の提案を行い、その際のアンケート調査の結果を踏まえながら「飯塚地区かわまちづくり計画」の具体的な河川敷再整備方針を決定していきます。
学生は、「遠賀川水辺ピクニック」では水生生物調査や魚釣り、遊具コーナー、工作ブースなどの企画、運営、サポートを行い、それらのアクティビティの配置計画に参加しています。また、「遠賀川ナイトリバー」では会場全体のデザインをはじめ、イルミネーションで使用するライトのデザイン・制作、会場の設営や運営を行い、実学教育として学びます。これらの社会実験ではアンケート調査も実施し、効用の検証を行います。本取り組みを通して、地域住民にとって親しみやすい交流・憩いの場の在り方を検証し、かわとまちが一体となった地域の活性化に寄与する河川敷の再整備の実現を目指します。
【開催概要】
日時 :令和7年(2025年)10月11日(土)
「遠賀川水辺ピクニック」 10:00~15:00
「遠賀川ナイトリバー」 18:00~20:30
場所 :飯塚市遠賀川河川敷 芳雄橋下(福岡県飯塚市大字吉原町)
対象 :一般の方(入場無料、事前申込不要)
※「水辺ピクニック」の一部企画は要事前申込
お問合せ:遠賀川河川事務所 河川環境課 課長 小野宏紀
TEL(0949)22-1830
近畿大学産業理工学部 建築・デザイン学科 教授 小池博
TEL(0948)22-5659(内線306)
【国土交通省「かわまちづくり計画」】
https://www.qsr.mlit.go.jp/site_files/newstopics_files/20250801/25080102.pdf
【関連リンク】
産業理工学部 建築・デザイン学科 教授 小池博(コイケヒロシ)
https://www.kindai.ac.jp/meikan/1029-koike-hiroshi.html