【名城大学】起業に関心のある学生団体「MEIJO STARTUP CLUB」のメンバーが東海学生起業部対抗戦に出場

第2回東海学生起業部対抗戦の予選が11月14日、多機能型インキュベーション施設「なごのキャンパス」(名古屋市西区)で開催され、起業に関心のある学生や起業を目指す学生が集う本学の「MEIJO STARTUP CLUB」から、篠田裕太さん(理工学部3年)と大杉駿さん(情報工学部3年)が出場しました。
東海地域では2015年の「Tongaliプロジェクト」始動を皮切りに、2020年に岐阜大学で中部地方初となる大学公認の「起業部」が発足。現在は各大学の“起業部”がアントレプレナーシップ教育の拠点となりつつあり、2024年に東海学生起業部対抗戦が初めて開催されました。
本学の「MEIJO STARTUP CLUB」は、学外のビジネスコンテスト等への参加やメンバー同士での学び合いを通じて、起業に必要なスキルやマインドを身につけようと2019年から活動を開始。昨年の同対抗戦にも参戦し、予選敗退。リベンジをかけて今大会に臨みました。
篠田さん「お土産×災害食」の新しい切り口で提案


東海学生起業部対抗戦は、各大学の起業部から社会課題を解決するビジネスプランを提案する先鋒戦とテーマ設定のない大将戦の2戦を行い、それぞれの戦いで審査員が判定。同点の場合は会場の拍手の大きさで勝敗が決められます。本学の対戦相手は静岡理工科大学のSTARTUP CIRCLE「SIST」でした。
先鋒を務めた篠田さんは災害食の備蓄が進まない現状を踏まえ、「お土産×災害食」を提案。災害時の備蓄食の重要性を誰しも理解しているものの、費用がかかるため備蓄が進んでいないと指摘。そこで、お土産をもらう方は費用負担なしで、また贈る側や各地域としては長期間記憶に残るメリットがあると話し、将来的には地域の特産、食べ慣れた味を長期保存できるお土産に仕上げたいと提案しました。審査員からは「着眼点は面白い」と評価されるも、「お土産は差し上げたら、すぐに食べてほしいと思うのではないか」「食品のお土産は長期保存ができない製品も多い。長期保存を可能にするテクノロジーも併せて提案できないか」との指摘がありました。
大杉さん「あなた専用のAI家庭教師アプリ「AIoLite(アイオライト)」を開発


大将戦は大杉さんが担当。「あなた専用のAI家庭教師アプリ『AIoLite』」を開発し、その内容を力説しました。大杉さんは「教わっている時は“なるほど”と解けるが、いざ自分で解こうとすると全然できないという経験はありますよね」と問いかけ、『AIoLite』はただ答えを教えるアプリではなく、「答えに至る道筋」 を教える学習サポートアプリと説明。各教科の専門家に教育効果を高める教え方をヒヤリングし、AIアバターの「イオ君」が利用者の理解度に合わせて解き方を導き、利用者は自ら解答を導き出すため、本当の理解につながる、これまでにない独自性のある学習サポートアプリと訴えました。さらに、「テスト版を利用した保護者の80%が有料でも使いたいという声があり、現在は小中高生向けの内容をリリースしているが、社会人のリスキリング用でも展開したい」と展望もプレゼンしました。
審査員からは「塾や家庭教師に払っている金額からすれば、設定金額が安すぎるのではないか。開発とマーケティングを分けて考えたらどうか」とアドバイスがありました。
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対戦相手の静岡理工科大学の「SIST」も魅力的な提案が相次ぎ、先鋒戦では敗戦、大将戦では勝利を収めましたが、同点となり、会場の拍手の大きさで惜しくも敗れ、準決勝進出はなりませんでした。










