福岡・柳川の就労支援事業所と老舗菓子店がコラボ！地元産の食材でフードロス削減に寄与する新商品を開発

筑後平野の小麦と柳川産アスパラガスで作るローストアスパラカントゥッチ【ハコノコバコ×ケーキのカトウ】

2025-06-30 09:30

株式会社HACO LiB(所在地：福岡県大牟田市、代表：幸森彩香)が運営する就労継続支援A型事業所『HACO』から生まれた地域ブランド『ハコノコバコ』は、老舗菓子店を運営する有限会社ケーキのカトウ(所在地：福岡県柳川市、代表：加藤幸平)とコラボ商品を開発。出荷の際に廃棄されるアスパラガスの端材を活用した『ローストアスパラカントゥッチ』を2025年6月より販売開始しました。

アスパラガスの茶葉がスイーツに

ハコノコバコは2024年4月より、野菜と果物だけで作るUpCycleTea『HACOCHA』を販売しています。生産や出荷の過程で廃棄せざるを得ない野菜と果物を活用することで、フードロスの削減に寄与。商品の製造は就労継続支援A型事業所HACOで行っており、雇用の維持・創出にもつながる商品です。

4つのフレーバーからなる『HACOCHA』の中で、特にご愛飲者が多く外部から高い評価を得ているのが『001 Asparagus』で、2025年2月には“ふくおか6次化商品セレクション”で福岡県議会議長賞を受賞しました。

今回、ケーキのカトウの協力により、この『HACOCHA 001 Asparagus』を活かしたスイーツを開発。上品な甘みと香ばしさが特徴の『ローストアスパラカントゥッチ』が誕生しました。

『ケーキのカトウ』こだわり店主が作る『カントゥッチ』

1913年創業の『ケーキのカトウ』は、素材を大切に、手間を惜しまないスイーツ作りを長年続けており、多くのファンに愛されている菓子店です。現在は夫婦ふたりで営まれており、決して品数は多くありませんが、材料の加工から自社で行うなど、一つひとつのスイーツにこだわりと愛情がこめられています。

『HACOCHA 001 Asparagus』とコラボしたのは、『ケーキのカトウ』の人気商品のひとつ『カントゥッチ』です。イタリアの代表的なビスコッティで、バターなどの油脂は使わずカリカリとした硬めの食感に焼き上げるのが特徴。地産地消にこだわる『ケーキのカトウ』では筑後平野の小麦を使用しており、地域の物産館でも人気の逸品です。

ケーキのカトウ代表の加藤氏は『HACOCHA 001 Asparagus』が持つアスパラガスの甘みと焙煎による香ばしさに着目。粉砕して生地に練り込み、スパイスとしてシナモンを合わせることで、上品な味わいを実現しています。

農業×福祉×老舗で優しさと幸せを

ケーキのカトウでは先代の時代からアップサイクルの取り組みを実施されており、現在も規格外の食材を活用した商品づくりを日常的に行っています。2024年12月、福岡県柳川市の「柳川ブランド認定式」で出会った当社代表と加藤氏。アップサイクルという共通項を通じて意気投合し、互いの強みを活かしたコラボ商品の開発に至りました。

幾度にもわたる試作を繰り返し生まれた『ローストアスパラカントゥッチ』。2025年6月17日・18日に福岡県庁で開催された「6次化商品PR・販売会」でお披露目販売を行ったところ、2日間の予定数量を初日で完売。急遽商品を追加するほど大好評となりました。

両社では今後も店頭やイベントを通じて本商品を多くの方へお届けしてまいります。美味しさはもちろんのこと、フードロスの削減や雇用機会の拡充にもつながる本商品で、優しさと幸せの輪を広げていくことが私たちの願いです。『ローストアスパラカントゥッチ』を手に取っていただいた際には、その背景にあるストーリーや願いを感じていただければ幸いです。

商品概要

商品名　：ローストアスパラカントゥッチ
販売開始：2025年6月
販売場所：ケーキのカトウ…福岡県柳川市片原町12
　　　　　HACO SHOP…福岡県柳川市城隅町22-16
　　　　　よかもん館…福岡県柳川市京町13-1
　　　　　九州佐賀国際空港　搭乗ゲート内売店(7月上旬頃より)…
　　　　　佐賀県佐賀市川副町大字犬井道9476-187

※今後オンラインでの販売も予定。当面は各店舗にてお買い求めください。お取り寄せのご希望は株式会社HACO LiBまでお問い合わせください。