団体設立5周年となる、今注目の演劇クリエイター集団“深海洋燈”が つかこうへいの『戦争で死ねなかったお父さんのために』『熱海殺人事件~売春捜査官~』の2作品を連続上演!

一般社団法人深海洋燈主催、 つかこうへい祭り『戦争で死ねなかったお父さんのために』『熱海殺人事件~売春捜査官~』が1月29日(木)~2月8日(日)にすみだパークシアター倉(東京都墨田区横川1-1-10)にて上演されます。
チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて発売中です。
深海洋燈(しんかいらんぷ)が、代表・申大樹の恩師であるつかこうへい氏の不朽の名作、 『熱海殺人事件~売春捜査官~』と、後に『広島に原爆を落とす日』に発展する初期の作品であり、つかこうへい氏の作家としての核ともなっている『戦争で死ねなかったお父さんのために』の2作品を上演する。
義・仁・愛・差別・戦争など、普遍的なテーマを掲げるつか氏の作品は、決して色褪せず今現在にも深く通じ、次世代にも伝えるべき意思が多数ある。
独創的な世界観から心理描写を紡ぐ深海洋燈が、メンバーのほか総勢30名の俳優と、“誰もみたことのないつかこうへい作品”をお届けする。
各作品の見どころ
『戦争で死ねなかったお父さんのために』は、『死ななかった』ではなく『死ねなかった』という表現を使用したつか氏のアイロニー溢れる言葉に触れながら、初演より半世紀の時を経て、今を生きる我々が、今だからこそ見つめ直し向き合うべき作品である。
~2022年初演時 今村修氏劇評より抜粋~
戦争の悲惨はここではほとんど描かれない。
舞台で語られる戦争は、男たちのマウント欲求、歪んだロマンチシズム、無意識のヒロイズム、差別意識、承認欲求、無責任、同調圧力、その他諸々の欲望が渦巻く〝何か〟だ。
火傷しそうに熱い舞台だ。絶叫される台詞。舞台狭しと暴れ回る身体、迸る暴力性、弾ける笑い。
いわいのふはストーリーの展開に応じて、調子に乗ったり怯えたりクルクルと表情を変え、エキセントリックな荻野、狡猾そうな小林が執拗に主人公をいたぶる。
そんな破天荒な舞台でありながら、そこで語られるつかの言葉は、強く、鋭く、ストレートに観る者の胸を抉る。
そして、のしかかってくる戦争のグロテスクさ、愚かしさ、戦争を始めた連中の無責任さに背筋が寒くなる。
その不安が、昨今の政治状況を見ているとますます増幅するばかりだから始末が悪い。
防衛力増強を勇ましく叫ぶ彼らは、どこまで〝戦争のリアル〟を理解してるのか。
実際の悲惨からではなく、それを取り巻く空気や勘違いという角度から戦争に迫った、つかの視点の確かさに改めて感心した。
そして、この舞台は真の意味での〝反戦劇〟であり〝愛国劇〟であると確信した。(敬称略)

『熱海殺人事件~売春捜査官~』では、つか氏が伝えたかったメッセージ、社会、祖国への想いを申大樹が抉り出し色濃く投影する。そして、“国とは、人の美しさ、人が人を想う二心のない優しさ…”と残すつか氏。

暴力的な表現の裏に隠された真意を深海洋燈の団体コンセプトである、
深海=光の届かない暗闇。未知の世界。
可能性を秘めた世界。洋燈=明かりを灯す。
という独特の視点で、深海洋燈の原点ともいえる本作に改めて挑戦し、団体設立5周年に今一度本作品と向き合い社会へ、次世代へ繋いでいく。
~2022年初演時 今村修氏劇評より抜粋~
アリランの花と名づけられた5人のダンサー(史椛穂、後藤晴香、正井雪香、小寺絢、手塚早愛)の群舞で劇は幕を開ける。
天井からは数条の砂。なかなか手の込んだオープニングだ。
長崎県の五島から上京してきた村相撲の横綱・大山金太郎(藤内正光)が幼なじみのアイ子を熱海の浜で絞め殺した。この見栄えのしない事件を、一級の殺人事件にシェイプアップしようと木村伝兵衛部長刑事(傳田圭菜)、桂万平刑事(松田優)、熊田留吉刑事(荻野貴継)の奮闘が始まる。~中略~
今回の「売春捜査官」も、伝兵衛が女性になっていることをはじめ、付け加えはてんこ盛り。
とりわけ在日コリアンのアイデンティティーを自問自答する色彩が色濃い。そこに、謎の原発やら、伝兵衛と熊田のロマンスやら、性的マイノリティーやら、公安の謀略やら、色んなものがくっついていて、辻褄が合わなかったり、中途半端に放り出されていたりもするのだが、それをパワーとテンションで押し切ってしまうのがつか流だ。
幕開きの紗幕には、つかこうへい事務所時代など過去の舞台写真がたっぷりと映し出され、作家への深いリスペクトが示される。演技スタイルもつか流を踏襲、怒鳴るように高速で吐き出される言葉が客席を圧倒する。とりわけ、再現捜査が始まる中盤以降は一気呵成。あざといほどのセンチメンタリズムと熱量の激流が迸る。
深海洋燈(しんかいらんぷ)とは

2020年結成。
深海=光の届かない暗闇。
まだ誰も踏み入れたことのない未知の世界。
洋燈=灯りを燈し、無限の可能性を模索する。
長年の芸術経験を持つ、多様性に富んだ俳優やクリエイターたちから生まれた集団。
まだ見たこともない景色、独創的な世界観から紡がれる心理描写を用いて、劇場の枠組みをも飛び越えた作品を生み出す。
深海洋燈のメンバーには俳優としても、スタッフ・技術者としても10年以上経験を積み、個々に演劇舞台創造に尽力してきた、演劇・舞台制作事業に於いて必要不可欠な人材が集まっている。
団体としては2020年より様々なジャンルのオリジナル作品を生み出し、劇場公演や映像作品を、設立時より目標としていた野外テント公演の上演に向けて“実験公演”と称し発表してきた。
2024年5月には念願叶い、令和に誕生した新たな野外テント演劇集団“天幕劇場深海洋燈“として旗揚げ公演を実施。野外劇文化の継承を目指すべく日々邁進している。
また、次世代を担う子供たちに向けた“演劇寺子屋演劇児童教室”を板橋区の小学校で定期的に実施している。
■深海洋燈メンバー
申大樹 (Shin Daiki)
傳田圭菜 (Denda Keina)
小林由尚 (Kobayashi Yoshinao)
史椛穂(Shizuho)
武田治香(Takeda Haruka)
加藤一博(Kato Kazuhiro)
桃菜(Momona)
藤内正光(Fujiuchi Masamitsu)
佐藤和樹(Sato Kazuki)
深海洋燈代表・演出 申大樹

大阪芸術大学短期学部在学中に維新派、上京後はつかこうへい劇団 で活動。
その後10年以上新宿梁山泊で活躍。 2020年に深海洋燈を立ち上げ、主に脚本・構成・演出を担当。
維新派、つかこうへい、唐十郎と其々に受け継いだ精神と経験から独特の視点や表現方法で作品や物事を切り 取り、ダイナミック且つ繊細な演出に定評がある。
エンターテイメント性もふんだんに取り入れ、2022年深海洋燈公演『熱海殺人事件~売春捜査官~』 『戦争で死ねなかったお父さんのために』(作:つかこうへい)の 2 作品では“奇才”と言われ、俳優としてはもちろん、若手演出家としても注目を浴びている。
2024年5月野外テント演劇集団“天幕劇場深海洋燈”旗揚げ
2024 年若手演出家コンクール優秀賞受賞。
公式ホームページ
https://shinkailamp.wixsite.com/-site-1
公式Instagram
https://www.instagram.com/shinkailamp/
公演概要
『戦争で死ねなかったお父さんのために』
公演期間:1月29日(木)~2月1日(日)
会場:すみだパークシアター倉(東京都墨田区横川1-1-10)
■出演者
浅倉洋介/荻野貴継(O企画)/山形敏之(劇団銅鑼)/小野那友多/佐藤和樹(深海洋燈)/申大樹(深海洋燈)/小林由尚(深海洋燈)
佐藤梟/史椛穂(深海洋燈)/武田治香/美利/Soran(Colorpointe)/天崎ことり/水野ちえり/松永彩羽/齊藤みのり(劇団民藝)/傳田圭菜(深海洋燈)
佐倉和/相馬明美/はざきあまね/林耕太郎/藤さくら/若松伶奈
※一部ダブルキャスト。出演者の詳細は公式ホームページをご確認下さい。
■公演スケジュール
1月29日(木)19:00A
1月30日(金)14:00A/19:00B
1月31日(土)14:00A/19:00B
2月 1日(日) 14:00B
『熱海殺人事件~売春捜査官~』
公演期間:2月3日(火)~2月8日(日)
会場:すみだパークシアター倉(東京都墨田区横川1-1-10)
■出演者
<Aチーム>
木村伝兵衛部長刑事・・・傳田圭菜(深海洋燈)
熊田留吉刑事・・・荻野貴継(O企画)
桂万平刑事・・・松田優(ワイルドシング)
容疑者 大山金太郎・・・藤内正光(深海洋燈)
<Bチーム>
木村伝兵衛部長刑事・・・武田治香/Soran/天崎ことり/傳田圭菜
熊田留吉刑事・・・福地教光
桂万平刑事・・・甲斐政彦(劇団スタジオライフ)
容疑者 大山金太郎・・・申大樹(深海洋燈)
2/4(水)19:00B・・・武田治香
2/5(木)14:00B・・・Soran
2/6(金)19:00B・・・天崎ことり
2/7(土)19:00B・・・武田治香
2/8(日)14:00B・・・傳田圭菜
《AB共通》
アリランの花
史椛穂(深海洋燈)/武田治香(深海洋燈)/松本麻実/水野ちえり
Soran(Colorpointe)/天崎ことり/美利/松永彩羽/齊藤みのり(劇団民藝)
松岡のぞみ/藤さくら/傳田圭菜(深海洋燈)
※傳田、武田、Soran、天崎は木村伝兵衛役以外の回に出演。
■公演スケジュール
2月3日(火)19:00A
2月4日(水)14:00A/19:00B
2月5日(木)14:00B/19:00A
2月6日(金)14:00A/19:00B
2月7日(土)14:00A/19:00B
2月8日(日)14:00B
■スタッフ
作:つかこうへい
演出:申大樹
劇中音楽作曲・音響:加藤一博
照明:松田桂一
美術・衣装プラン:野村直子
衣装製作: 前田和美
舞台監督・美術:深海洋燈
振付・ステージング:史椛穂
特殊小道具製作:ウレタンを工夫工房
劇中映像製作(売春捜査官):大橋一文
宣伝美術:森永理科(PSYCHOSIS)・『戦争で死ねなかったお父さんのために』メインビジュアルデザイン:Newdriph・『熱海殺人事件~売春捜査官~』メインビジュアルデザイン:真夢
記録映像撮影・編集:コラボニクス
写真:イマイトシヒロ
制作協力・当日制作:PSYCHOSIS・三木美智代(劇団 風蝕異人街)
制作:傳田圭菜(激嬢ユニットバス)
企画・製作:一般社団法人深海洋燈
助成:アーツカウンシル東京【東京ライブ・ステージ応援助成】
[協力] つかこうへい事務所/株式会社ピュアハーツ/株式会社トレジャーハート/有限会社ワイルドシング/エクサプローズPro./トム・プロジェクト/株式会社KとS/O企画/劇団銅鑼/劇団スタジオライフ/Colorpointe/QuirkyCrews/激嬢ユニットバス/月をノミマショウ/Kakuriyo男子企画/PSYCHOSIS/劇団民藝/揖斐圭子
■チケット料金(全席自由席・整理番号付・税込)
一般前売り:4,500 円
※当日 4,800円
学生券 (前売り・当日共) :3,500 円

チケットサイト「カンフェティ」
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