日常的な「舌ブラシ」の使用による舌のケアについて SHIKIEN公式HPにて情報を公開

誤嚥性肺炎や様々な不調につながる“オーラルフレイル”を防ぐ！お口回りを鍛えましょう！

2025-09-26 13:00

舌ブラシを製造するSHIKIEN株式会社(本社:新潟県新潟市　代表取締役：福嶋優)は、今回は日常的な「舌ブラシ」の使用による舌のケアについてSHIKIEN公式HPにて情報を公開しました。

あらゆる世代に注目されている“口腔ケア”。口腔機能の低下である「オーラルフレイル」の予防法など、口腔医療関係者や専門家とともに啓発活動を行っています。加齢とともに様々な体の機能が衰えることを意味する“フレイル”。その原因として、足腰などの筋肉トラブルが注目されがちですが、筋肉は足や腰だけでなく体のあらゆる器官で重要です。近年では、口腔ケアの一環として「オーラルフレイル対策」を重要視する医療関係者も増えています。
筋トレは、ボディだけではありません。“お口回りを鍛える”習慣、取り入れてみませんか？

お口回りを鍛える意義

お口の筋肉や機能を意識的に使うことで、以下の効果が期待できます。

● 噛む力・飲み込む力の維持
　→ 誤嚥やむせの予防、十分な栄養摂取につながります。

● 唾液分泌の促進
　→ 口腔内の乾燥や細菌繁殖を防ぎ、虫歯・歯周病・口臭などを予防できます。

● 発音・会話能力の維持
　→ 社会的交流を続けることで孤立防止、認知機能低下のリスクが軽減されるという報告もあります。

● 全身の健康との関連
　→ 口腔機能の低下は様々な疾患につながる可能性も。鍛えることで生活の質(QOL)を高めます。

お口回りの鍛え方(トレーニングの例)

日常的に取り入れやすい運動をご紹介します。
(1) 舌の運動
● 舌を前に突き出す → 上・下・右・左へ動かす
● 上あごをなめるように大きく舌を回す(舌筋が鍛えられ、嚥下力UP)

(2) 唇の運動
● 「イー」と口角を横に広げる → 「ウー」と口をすぼめる(交互に)
● 唇を強く閉じて5秒キープ(表情筋と口輪筋を刺激し、口の閉鎖力UP)

(3) 頬の運動
● 口を閉じたまま、頬の内側に舌を押しつけてグッと力を入れる
● 両頬をふくらませたり、へこませたりする(頬の筋肉を鍛えて、食べ物を口の中でまとめやすくなる。スムーズに飲み込めるようになる)

(4) 発声トレーニング(パタカラ体操)
● 「パ」「タ」「カ」「ラ」を大きな声で繰り返す
(口唇・舌・のどの協調運動を促し、嚥下と発音の改善に効果的)

(5) よく噛んで食べる習慣
● 1口30回を目安に咀嚼
● 硬めの食材(ごぼう、れんこん、りんごなど)を取り入れる(自然に咀嚼筋や顎を鍛える)

ご紹介したトレーニングを毎日の習慣にしましょう！
● 1日5分でもOK！です。
● 食後やテレビを見ながら「ながら体操」でも効果は同じです。
● 家族や仲間と一緒に行うと継続しやすいでしょう。

ポイントは「楽しく続けること」。
お口の筋肉を意識的に動かす習慣が、オーラルフレイルの予防につながります。

〇まとめ
オーラルフレイルを予防するには、「食べる」「話す」「笑う」といった日常の口の動きを意識的に増やすことが大切です。お口の体操や発声練習を毎日数分でも取り入れることで、口腔機能の低下を防ぎ、全身の健康寿命を延ばすことにつながります。そして、鍛えるだけでなく、お口回りやお口の中を清潔に保つことも重要です。食後の歯磨きはもちろん、舌ブラシを使った“舌磨き”で舌苔を除去することも心がけてください。お口回りのトレーニングやお口の中のケアを通じて、健康寿命を延ばしましょう！