VPN性能測定データセット1200件以上をオープンデータとして無料公開

2025-12-31 17:00

BLST WEB（所在地：神奈川県横浜市）は、東京から継続的に測定したVPN性能データ（1200件以上）を、2025年12月31日よりオープンデータとして無料公開いたしました。

本データセットは、Google Apps Scriptで構築された完全自動システムにより生成され、月額0円のコストで99.8%の稼働率を実現。Kaggle、Zenodo、Figshareなど5つの主要プラットフォームで公開しており、研究・教育・商用利用が可能なMITライセンスを採用しています。

■ データセット公開の背景

VPN市場では、性能に関する客観的なデータが不足しており、利用者が適切なサービスを選択することが困難な状況にありました。BLST WEBは、この課題を解決するため、継続的かつ自動的なVPN性能測定システムを構築し、そのデータを公開することとしました。

また、本プロジェクトは、無料のクラウドサービスを活用することで、高品質なデータ収集が可能であることを実証する試みでもあります。

■ データセット概要

【データセット名】
Tokyo VPN Speed Monitor - Performance Dataset

【測定詳細】
・測定開始日：2025年12月9日
・総測定回数：1200件以上（継続的に増加中）
・測定頻度：6時間ごと（1日4回）
・測定地点：東京、日本
・対象サービス：15社のVPNプロバイダー
・データサイズ：約80 KB（継続的に増加）

【測定システム仕様】
・プラットフォーム：Google Apps Script
・インフラコスト：0円/月（完全無料）
・システム稼働率：99.8%
・自動化レベル：完全自動（手動介入なし）

■ データフォーマット

CSV形式で、以下の9項目を含みます。

■ 技術的特徴

本データセットは、8つの統合自動化エンジンで構成されるシステムにより生成されています。

統計分析には変動係数（CV: Coefficient of Variation）を使用し、客観的な安定性評価を実現しています。

■ データ公開先

以下の5つの主要オープンデータプラットフォームで公開しています。

■ 利用用途

本データセットは、以下のような幅広い用途でご活用いただけます。

【研究・学術分野】
・VPNプロトコルの性能比較研究
・ネットワーク品質の時系列分析
・機械学習モデルのトレーニングデータ

【教育分野】
・データサイエンス教材
・統計分析の実習データ
・自動化システムの教材

【ビジネス・開発分野】
・サービス選定の客観的指標
・競合分析のベンチマークデータ
・自動化システムの設計参考

■ ライセンス

MIT License（商用利用・研究・教育目的で自由に利用可能）

■ 今後の展開

・測定範囲の拡大（大阪、名古屋など他都市への展開を検討）
・対象VPNサービスの追加
・機械学習による性能予測モデルの開発・公開

■ 企業概要

【企業名】BLST WEB
【代表者】濱谷猛史
【所在地】神神奈川県横浜市西区浅間町1丁目4番3号ウィザードビル402
【事業内容】Webメディア運営、データ分析、技術開発
【URL】https://www.blstweb.jp/

■ 本リリースに関するお問い合わせ先

BLST WEB
担当：濱谷猛史
Email：info@blstweb.jp
お問い合わせ：https://www.blstweb.jp/contact/

【研究責任者情報】
ORCID：0009-0001-8884-7323
GitHub：https://github.com/hmy0210