脳神経外科専門医と地域クリニック院長が語る医療連携
医誠会国際総合病院と新居脳神経外科クリニックの対談動画を公開
医療法人医誠会(本社:大阪市北区、代表者:谷 幸治)は、2025年9月11日(木)に医誠会国際総合病院 名誉院長で脳神経外科専門医の吉峰 俊樹 先生と新居脳神経外科クリニック 院長 新居 康夫 先生による対談動画をYouTubeで公開しました。本シリーズでは各診療科の専門医と地域のクリニック医師が語り合い、地域医療における病院とクリニックの連携や市民に身近な医療の視点を紹介します。
▶ご視聴はこちら:https://youtu.be/h9pBwHV7nek

地域医療を支える病院とクリニックの役割
近年、高齢化に伴い脳や神経の疾患を抱える人が増加しており、地域社会における脳神経外科の役割は一層重要になっています。大規模病院による高度医療の提供と地域に根差したクリニックによる日常的な診療や生活支援、この両者の連携が市民の安心した生活を支える基盤となります。
今回公開した対談は、医誠会国際総合病院の吉峰 俊樹 名誉院長と新居脳神経外科クリニックの新居 康夫 院長が地域医療の実際や連携のあり方について語り合ったものです。長年にわたり脳神経外科診療に携わる両医師が、それぞれの立場から経験や想いを共有することで、病院とクリニックの相互補完的な役割が浮き彫りになりました。
対談で浮き彫りになった地域連携の意義
対談では、新居脳神経外科クリニックが地域に根差して診療を続けてきた姿勢や患者さんの生活背景まで踏まえた診療の工夫が紹介されました。また、救急医療や重症例では医誠会国際総合病院が迅速に支援し、日常診療はクリニックが担うという役割分担の重要性も強調されました。
さらに頭痛や認知機能低下、うつ病、アルコール依存など、市民に身近な疾患についても触れ、生活習慣や心の健康を含めた幅広い視点から地域医療を支える必要性が語られました。


地域に根差したクリニックと病院の連携の具体像
新居院長は、患者さんを「病気」ではなく「人」として診ることを重視し、体だけでなく心や社会的な側面にも配慮して診療していると語りました。長年通院している患者さんが通院困難になった際には往診を行い、急変時には医誠会国際総合病院が救急搬送を受け入れるなど、密接な協力体制が築かれています。
吉峰名誉院長は、新居院長の診療姿勢を長年見てきた立場から、その取り組みを高く評価しました。対談を通じて、病院と地域クリニックが互いに補完し合うことで、市民にとって切れ目のない医療が提供されている現状が明確になりました。今後もこの連携を深め、地域医療の発展につなげていくことが期待されます。
医療法人医誠会
医療法人医誠会は1979年に大阪市で創立され、ホロニクスグループとして大阪を中心に全国で病院、クリニック、介護老人保健施設などを運営しています。医誠会国際総合病院は46診療科、総職員数1,971名の体制※で、低侵襲治療、先進・先制医療、医療DX、本格的タスクシフト・タスクシェア、中央管制システム導入に取り組み、先進的かつ国際標準の総合病院を目指しています。
地域医療に貢献するとともに、2024年12月にはJCI認証を取得、国際医療ツーリズムにも挑戦します。また、救急医療では、24時間365日の体制で3次救急を目指して救急医療を提供、必要に応じて各診療科が支援する救急医療体制をとっています。救急車6台(ドクターカー4台・救急車2台)、医師9名、看護師30名、救急救命士25名で、「断らない救急」「待たせない救急」をスローガンに、様々な救急患者さんを受入れ、重症度によって医師・看護師が同乗する救急救命士3名体制の医誠会無料救急搬送を行い、広域医療に取り組んでいます。※ 2025年4月現在