台北スタイルが東京へ! TAIPEI corners、台湾の文化・クリエイティブ16社を率いて来日
4箇所での巡回POP UP開催、西武百貨店・下北沢エリアにも初進出 TAIPEI corners 2026 アジア国際販路開拓プロジェクト、第2弾が始動!
文化部および台北市政府文化局の共同指導のもと、財団法人台北市文化基金会松山文創園区が実施する「台北市文化クリエイティブ産業育成プロジェクト―TAIPEI corners」は、台湾の優れた文化・クリエイティブ事業者の海外進出を継続的に支援し、アジア市場における販路開拓を後押ししています。

今年5月にマレーシアで開催された「クアラルンプール・イラストレーションフェア(KLIF)」への出展に続き、長年にわたり日本市場を開拓してきたTAIPEI cornersは、今月、台湾の文化・クリエイティブ16社を率いて、日本国内4つの販路へ進出します。
誠品生活日本橋、有隣堂 神戸阪急店に加え、今回初めて西武渋谷店の「CHOOSEBASE SHIBUYA」と下北沢「BONUS TRACK HOUSE」に展開。台湾ならではの多彩で個性豊かなライフスタイルを、日本の主要小売市場と東京を代表するカルチャーエリアへ届けます。

短期出展から「販路への定着」へ 実際の販売を通じ、日本市場の流通・運営モデルを深く理解
成熟し、細分化された日本の展示会・小売市場において、日本の消費者は事業者への信頼を重視し、継続的かつ安定した接点を通じて購買ロイヤルティを形成する傾向があります。
こうした日本市場の特性を踏まえ、TAIPEI cornersは2024年から戦略を転換。従来の単発・短期間型の出展方式を脱し、3年連続で「実際の販路と直接つながる」市場定着型の取り組みを推進しています。これにより、参加事業者が日本の消費市場に直接入り込み、実践的な市場経験を積む機会を創出しています。
今年度はさらに、台北市文化基金会と日本の大手鉄道事業者「小田急電鉄」が締結した協力覚書(MOU)を基盤に、東京を代表するカルチャーエリア「下北線路街」においてテーマイベントを開催。台湾発の商品やデザインを日本のローカルな街へと届けます。
第1弾となる東京での巡回販売は、9月16日から10月16日まで実施。西武渋谷店「CHOOSEBASE SHIBUYA」と「誠品生活日本橋」に同時展開するほか、下北沢の「BONUS TRACK HOUSE」では「ムーンアートナイト下北沢」と同時期に展開します。その後、10月20日から11月3日まで関西へ移動し、「有隣堂 神戸阪急店」にて販売を行います。
百貨店、ライフスタイル型書店、地域型カルチャーイベントなど、多様な消費シーンを横断的につなぐことで、現地での露出期間を拡大するだけでなく、実際の販売データや消費者の反応を通じて、日本における各販路の運営モデルや顧客層の嗜好を把握する機会を提供します。
市場開拓からビジネスの定着まで 専門的な支援体制を整え、台湾事業者の日本進出を後押し
本プロジェクトでは、実際の販売機会を創出するだけでなく、台湾の文化・クリエイティブ事業者が海外市場へ進出する際に直面するさまざまな実務上の課題についても支援を行っています。
国際貿易に関する法規制、通関・物流、売上金の精算といった課題に対し、専門代理店や貿易事業者とのマッチングを行い、必要なリソースを総合的に提供。
さらに、各事業者を対象とした1対1の市場コンサルティングを導入し、日本市場への進出前に価格戦略、パッケージ表示・仕様、商品や事業者の訴求方法などを見直すことで、国際商談への対応力と市場定着力の向上を図っています。
また、日本の主要販路における具体的かつ説得力のある販売実績を構築することで、バイヤー側の採用判断に伴うリスクを軽減し、大手チェーンへの導入や卸売注文につながる可能性を高めていきます。
16社が一堂に集結!「台北スタイルが東京へ」販売スタート記念メディア交流会を開催
今回の国際販路開拓プロジェクトでは、店舗での巡回販売に加え、TAIPEI cornersは9月16日、「台北スタイルが東京へ」販売スタート記念メディア交流会を開催します。
当日は、台北市政府文化局局長および台北市文化基金会執行長を務める蔡詩萍氏が、台湾の文化・クリエイティブ16社の代表者を率いて出席します。
参加事業者には、イラスト・デザインを手掛ける「方坊」、繊維アートを通じてサステナブルな毛糸製品を展開する「V&J Studio」、機能性ソックスを展開する「RAFAC」などが含まれ、ライフスタイル、サステナブルクラフト、ステーショナリーなど幅広い分野を通じて、台北が持つ豊かなデザイン力を日本の産業関係者へ発信します。
交流会には、日本の文化・小売業界を代表する関係者も多数出席予定です。
株式会社 有隣堂 代表取締役社長 松信健太郎氏、台湾蔦屋 董事長 大塚一馬氏、日本を代表するライフスタイル・合同展示会「FOR STOCKISTS EXHIBITION」主宰の池田陽介氏らが会場を訪れ、台湾と日本におけるデザインや美意識、商品化の可能性、今後のビジネス展開について意見交換を行います。
■台湾デザインに日本業界から注目 TAIPEI corners、継続的な仕入れ・商談機会の創出を目指す
蔡詩萍局長は開幕交流会の挨拶で、「台湾のデザインは、東洋文化の豊かな背景と現代的な実用性を兼ね備えています。長期的に市場を開拓し、現地の販路に根付いていくことで、より多くの日本の消費者に台湾の文化・クリエイティブの魅力を知っていただき、好きになっていただきたいと考えています。また、TAIPEI cornersが台湾と日本の文化交流をつなぐ安定した架け橋となり、両地域のクリエイティブな力が、より継続的かつ長期的なビジネス協力へと発展していくことを期待しています。」と述べる予定です。

また、有隣堂の松信健太郎社長は、自身も日本文化がとても好きだと語り、台北から訪れた優れた文創ブランドを東京が温かく迎えてくれたことへの感謝を述べました。また、今回の展示販売を通じて、台北と東京のさらなる交流や相互理解が深まることへの期待を示しました。挨拶の最後には、台北市長・蒋萬安を代表し、出席者の皆さまにぜひ台北市を訪れ、豊かな文化とクリエイティブの魅力を実際に体感してほしいと呼びかけました。

一方、松信健太郎社長は日本市場の視点から、台湾の文創ブランドの魅力はデザイン性だけではなく、そこに繊細な暮らしの文化が息づいている点にあると述べました。展示販売や消費者との接点を一定期間継続することで、日本の消費者がブランドを段階的に理解し、信頼を築いていくことができ、それが台湾ブランドの日本市場における長期的な発展基盤づくりにもつながると語りました。
TAIPEI cornersでは、今回の販路開拓活動を通じ、今後3年間で新台湾ドル3800万元の経済効果を創出するとともに、参加事業者に対して数多くの新たな仕入れ・商談機会を生み出すことを見込んでいます。
台北市政府文化局および台北市文化基金会は、今後も文化・クリエイティブ産業を支える強力なパートナーとして、長期的な伴走支援、専門的なビジネスサポート、海外リソースとの連携を通じ、台湾ならではの文化的背景と優れたデザイン力を持つ事業者の国際展開を着実に支援していきます。
そして、台湾発の商品やサービスが海外市場において継続的に流通・販売される、新たなビジネス機会の創出を目指します。








