旭川発「木のクラフト」海外売上が前年比25倍に急伸  北米・欧州・中東など6カ国以上から注文が急増中

北海道旭川市で木工クラフト製品の企画・製造・販売を行う株式会社ササキ工芸(本社:北海道旭川市、代表取締役:佐々木 雄二郎)は、木製インテリアクラフトの海外販売が急拡大し、2025年度の海外売上が前年比25倍に達しました。さらに、バーレーンの投資銀行から木製ボードゲーム「Wooden Reversi」を100台一括受注したことなどにより、海外売上は前年比82倍に拡大しています。現在、越境ECや海外取引を通じ、北米・欧州・中東など複数地域から注文が寄せられています。

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日本の木製家具輸出が拡大中

林野庁の統計によると、日本の木製家具の輸出額は2021年の54億円から2025年には約89億円に達し、年平均成長率は約11%と堅調に拡大しています。
近年は「メイド・イン・ジャパン」の品質やデザイン性が評価され、家具やクラフト製品の海外需要が高まっています。
またJETROの海外販路支援事業「TAKUMI NEXT」では、地域資源や伝統技術を活かした工芸製品の海外展開を支援しており、地方発クラフトの輸出機会が増えています。

※林野庁統計情報 2.木材輸出の実績2-1月別・国別・品目別の木材輸出実績(2018年~2026年1月)「木製家具」より算出
URL: https://www.rinya.maff.go.jp/j/riyou/yusyutu/mokuzai_yusyutu_toukei.html

越境EC利用国は2カ国→6カ国以上に拡大

同社では2023年3月、従来商品のデザインを全面刷新し、海外市場を視野にデザイン性の高い新ブランド「SASAKIオフィシャルコレクション」を立ち上げました。
2024年まで海外販売は限定的で、越境ECの販売先は2カ国、企業間取引はほぼゼロでした。
しかし2025年度には、ミラー・靴べら・花器などの木製クラフト製品が韓国、カナダ、ニュージーランド、アメリカ、スイス、サウジアラビアなど6カ国以上から越境ECを通して受注。ロサンゼルスやイギリスの企業からも注文があり海外売上は前年比25倍に拡大しました。
さらにバーレーンの投資銀行から木製ボードゲーム「Wooden Reversi」を100台一括受注。これらを含めると海外売上は前年比82倍となりました。Wooden Reversiを納品したホテルでは、外国人宿泊客から「どこで購入できるのか」という問い合わせが寄せられるなど、宿泊施設を通じた新たな販売機会も生まれています。

旭川の木工技術で製作する木製インテリアクラフト

「SASAKIオフィシャルコレクション」では旭川での家具部品製造の経験をもとに培った木工技術で、材料を無駄なく使った設計を行っています。片手で持てるサイズで、主に北海道産の木材を使用。インテリアクラフトとして、デザインだけでなく、使いやすさや機能面も考慮して製作しています。
デザインはプロダクトデザイナー、石橋 忠人氏が担当。

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旭川の木工文化とデザインを世界へ発信

旭川市は家具やクラフトなどの木工産業で知られ、1990年から3年に一度、世界中のデザイナーから作品を募集する「IFDA(国際家具デザインコンペティション旭川)」や、旭川家具の見本市「Meet up Furniture Asahikawa」が開催されています。
また2019年にはユネスコのデザイン都市にも認定されています。
一方で国内市場の縮小や職人の高齢化、木材の安定供給などが産地の課題となっており、旭川市では海外市場の開拓や若手育成、道産材の活用などの取り組みが進められています。

ササキ工芸では、海外市場への販売拡大を進めながら旭川市の木工文化やデザインの魅力を発信し、旭川市の交流人口を増やし地域経済の活性化につなげることを目指しています。
2030年までに海外売上比率を現在の約3倍規模まで拡大することを目標としています。

会社概要

株式会社ササキ工芸
所在地 : 北海道旭川市永山14条3丁目4番
代表者 : 代表取締役 佐々木 雄二郎
創業  : 1976年
従業員数: 19名(本社工場)※2026年3月現在
事業内容: 木工クラフト製品の企画・製造・販売
URL   : https://sasaki-kogei.jp

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