報道:LNG市場分析レポート
LNG市場の全体像を的確に捉え、戦略的な意思決定を支える実践的なインサイトを提供します。
重要なポイント
■ テイクアウト 1
米国とイランの停戦終結に向けた覚書が締結されて以降、ホルムズ海 峡を通過するLNG運搬船はここ数週間で増加しているものの、依然と して不安定である。AIS(船舶自動識別装置)の電源を切った「ダーク 航行」によるホルムズ海峡通過が引き続き見られる一方、AISを稼働さ せて通過するケースも増加している。緊張が再び高まったことを受け、 カタール関連のLNG運搬船は6月下旬にはホルムズ海峡の通過を一時的 に停止したとみられる。
■ テイクアウト 2
このため、カタールが目指すLNG輸出の早期再開は、不安定な米国・ イラン関係を背景に遅れる可能性があり、長期契約の買主は引き続き 代替調達先を確保する必要がある。
■ テイクアウト 3
EUのガス貯蔵率は80%未満という、近年では異例の低水準で冬季を迎 える見込みである。一方、カタールによるLNGの増産が本格化すれば、 ガス貯蔵の補充を促す季節的な価格インセンティブが再び優勢となり、 冬季を控えた貯蔵ペースは加速するとみられる。
■ テイクアウト 4
太平洋圏では、カタールとUAEを除くLNG供給能力の稼働率が6月下旬 時点で89%と高水準を維持しており、LNGカナダの増産がこれを後押 しした。豪州では、イクシスLNGプロジェクトにおけるストライキが 解決したことにより、7月の輸出見通しに関するリスクは後退した。
■ テイクアウト 5
大西洋圏では、LNG輸出量が減少したにもかかわらず、LNG船のトン マイル需要は過去最高水準に達している。もっとも、地域間価格裁定 (アービトラージ)の機会が縮小すれば大西洋圏からのアジア向けの 輸送は減少が見込まれる。その結果、LNGスポット傭船料に再び下押 し圧力がかかると予想される。
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vafp@vortexa.com
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maki@starmarinepr.com
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