268gで442万円!幻の香り「龍涎香」で地域活性化を目指す 「龍涎香」の普及活動団体、ガイドブックや香りサンプルを 自治体など対象に提供開始
「海岸で拾った塊が数百万円で売れた」といったニュースで注目される「龍涎香(りゅうぜんこう)」。
龍涎香の普及活動を行う有限会社アンバーグリスジャパン(本社:愛知県名古屋市、代表:吉田
恭隆)は、龍涎香の見分け方や探し方をまとめた「龍涎香ガイドブック」および香りを体験できるサンプ
ルキットの提供を、全国の自治体・教育機関・NPO法人などに向けて開始しました。
■古来より香料や薬として珍重されてきた「龍涎香」とは?

「龍涎香」は、マッコウクジラの体内で形成される結石で、排出された後に長い年月をかけて熟成され、最終的に海岸に漂着します。その香りは世界中で高く評価され、古来より香料として珍重されてきました。
当社では2017年より龍涎香の鑑定・買取を行っており、これまでに5例の記録があります。2023年には、沖縄の海岸で見つかった龍涎香が268グラムで442万円という価格で鑑定され、国内最高値の記録となりました。
(写真:沖縄で発見された龍涎香)
■ 日本の海が育んだ「龍涎香」──歴史的記録と実際の発見例
実は、日本はかつて龍涎香の一大産地でもありました。特に琉球(現在の沖縄県)は、江戸幕府への献上品とし
て龍涎香をたびたび送っていたことが記録に残されています。
また、実際に龍涎香が拾われた記録も複数残されています:
1696年(元禄9年):和歌山県・熊野日置浦の浜辺で約20キロの龍涎香が拾われた
1704年(宝永元年):沖縄県・石垣島の住民が約100キロの龍涎香を発見し、粟40石を与えられた
■幻の香りが再び注目されている理由 1億円を超える価値も?

龍涎香は古代より記録に残る一方で、1800〜1900年代にはほとんど発見されない時代が続きました。その大きな要因は、商業捕鯨の影響によりマッコウクジラの個体数が激減したためです。
しかし近年、商業捕鯨の国際的な禁止や保護活動によって、マッコウクジラの生息数は徐々に回復。それに伴い、海岸に漂着する龍涎香の報告も増加傾向にあると考えられています。
当社では、「今後国内で、1年間に約10キログラム以上の龍涎香が見つかる可能性がある」と試算しています(江戸期の献上記録や交易史に基づく推計)。市場価格では約1億5千万円相当にのぼるため、大きな観光資源となる可能性を秘めているのです。
■自治体にとって「龍涎香」を活用するメリットとは?
当社では、自治体や教育機関、NPO法人など、公益性の高い団体に向けて、龍涎香の見分け方や探し方をまとめた「龍涎香ガイドブック(※写真)」および香りを体験できるサンプルキットを提供し、「龍涎香を活用した地域活性化」に取り組んでもらうことで、より多くの人に広めることができるのではないかと考えました。龍涎香を活用するメリットは以下の通りです。
メリット①観光資源になる
龍涎香は、その希少性と神秘的な背景から、地域独自の文化資源として活用することができます。たとえば、地元の祭りやイベントで「香りの体験コーナー」や「龍涎香講座」を開催すれば、訪れる人の記憶に残る「体験型コンテンツ」になるでしょう。また、龍涎香が漂着した場所やその発見エピソードを観光ルートに組み込むことも可能です。
メリット②教育・環境学習で活用できる
龍涎香はマッコウクジラの体内で生まれ、自然の循環の中で形成される天然物質です。その背景を伝えることで、子どもたちが「海と人のつながり」や「自然の恵みの尊さ」を学ぶことができます。近年注目されているSDGsやESD(持続可能な開発のための教育)の観点からも、他では体験できない学びの機会となるでしょう。
メリット③地域プロモーション・返礼品への展開も
ガイドブックや香りサンプルは、自治体の職員や観光関係者にとって、地域資源の再発見を促す教材として活用できます。将来的には、ふるさと納税の返礼品として、龍涎香の香りを再現した小瓶を提供したり、「五感で楽しむ地域体験キット」として展開したりすることも可能です。
龍涎香はその希少価値の高さから、見つかるたびにニュースとして取り上げられ、注目を集めています。龍涎香を地域活性化に繋げたい、観光資源として活用したい、と考える方に届けたいという想いから、今回のリリースに至りました。ご要望があれば、ガイドブックや香りサンプルなどの発送も可能です。よろしくお取り計らいのほど、お願いいたします
■企業情報
会社名 : 有限会社アンバーグリスジャパン
代表者 : 吉田 恭隆
所在地 : 愛知県名古屋市緑区亀が洞1-701 ノーブルメゾン徳重402
事業内容 : 龍涎香の鑑定、買取、研究開発および、龍涎香の普及活動
ホームページ: https://agj.co.jp/
本件に関するお問い合わせ先
有限会社アンバーグリスジャパン(担当:吉田)
電話番号:052-990-3944
メールアドレス:information@ambergrisjapan.com