【11/9チケット一般発売】彩の国さいたま芸術劇場 カンパニー・グランデ 『春の祭典』
近藤良平芸術監督率いるシアター・グループの新作公演
年齢、性別、国籍、障がいの有無、プロ・アマの垣根を越えて集った100名以上のメンバーが11名のアーティストとともに、誰も見たことのない『春の祭典』を立ち上げます。
日時 2026年2月7日(土)・8日(日)15時開演
会場 彩の国さいたま芸術劇場 大ホール

総勢100名以上、多様なメンバーを擁するカンパニー・グランデ 二年間の集大成となる新作公演
カンパニー・グランデとは、2024年春のメンバー公募・選抜を経て発足した、年齢、性別、国籍、障がいの有無、プロ、アマなどの垣根を超えて、様々な創造性をもつ人々が集い、そこから生まれる表現を模索するシアター・グループです。100名以上のメンバーを擁するこのビッグカンパニーは、演劇、ダンス、音楽、影絵、ジャグリングなど多彩なジャンルで活躍するアーティストとともに、2年間にわたり多種多様なスタジオワークを実施し、メンバーそれぞれが自分の殻を破る挑戦と、未知の表現を探求する実験を重ねてきました。
本公演では11名の参加アーティストから成るクリエーション・チームと、カンパニーメンバー全員で「春の祭典」を創作。舞踊でもあり、音楽でもあり、演劇でもあり、一つの「型」にとらわれず、カンパニー・グランデでしか表現できない、まったく新しい舞台のかたちを提案します。
この春いよいよ幕が上がる、誰も見たことのない『春の祭典』の舞台。2年間の集大成としてお送りするこの公演を、どうぞお見逃しなく。
総合演出 近藤良平コメント
人々が集まってモノを創る
ヨロコビはここにある
一瞬たりとも同じデキゴトは生まれない
はじまっておわるこの世において
いのちのうごめきは止まらない、いや止められない
彩の国さいたま芸術劇場 芸術監督 近藤良平
近藤良平プロフィール
近藤良平

振付家・ダンサー。1996年に自身のダンスカンパニー「コンドルズ」を旗揚げし、全作品の構成・演出・振付を手がける。世界約30ヵ国で公演を実施。NHK総合『サラリーマンNEO』振付出演、NHK連続テレビ小説『てっぱん』、NHK大河ドラマ『いだてん』振付。0歳児からの子ども向け観客参加型公演「コンドルズの遊育計画」や埼玉県との協働による障害者によるダンスチーム「ハンドルズ」公演など、多様なアプローチでダンスを通じた社会貢献にも取り組んでいる。多摩美術大学教授。第4回朝日舞台芸術賞寺山修司賞受賞、第67回芸術選奨文部科学大臣賞受賞、第67回横浜文化賞受賞、第42回ニムラ舞踊賞、第67回埼玉文化賞受賞。2025年春の紫綬褒章を受章。今年11月に開催されるデフリンピックでは、開閉会式の総合演出(共同演出)が決まっている。
カンパニー・メンバーについて
カンパニー・グランデには、17歳~84歳の幅広い年齢層が集い、埼玉県内外から合計100名を超えるメンバーが在籍しています。プロとして活躍している俳優、ダンサー、パフォーマー、指揮者、鍵盤楽器奏者や、管弦楽団に所属する音楽家を擁する一方、大学教員や警察官、一般企業の営業マン、専業主婦、現役の高校生や大学生なども参加しており、多彩なバックグラウンドのメンバー同士が日々刺激を受け合いながら活動しています。
また障がいのある方も10%ほど在籍していますが、障がいの有無に関わらず、お互いに必要なサポートなどを理解し合い、自然と助け合う空気が醸成されています。非常にフラットな関係性の中で、それぞれの創造性を持ち寄ってスタジオワークを重ねてきたこの二年間の成果を発表するのが今回の『春の祭典』です。
これまでのカンパニー・グランデの活動について
2024年6月 発足
同年6月~12月 スタジオワーク開催
2025年3月 ワーク・イン・プログレス公演『花にまつわる考察』上演
同年4月~12月 スタジオワーク開催
2026年2月 『春の祭典』上演



【2025年度に行ったスタジオワーク】(一部を抜粋)
今井朋彦「3分を背負う」ワーク
希望者の中から抽選で選ばれた10名が参加する全4回のワーク。オスカー・ワイルド『幸福な王子』のテキストをもとにメンバー自身が演出および一人で出演する3分間の作品をクリエーションしていきました。講師の今井さんをはじめ、参加しているメンバー同士で途中経過を見せあいながら完成度を高め、最終日には発表会も開催。漫才風、ミュージカル風、身体パフォーマンスを伴う一人芝居など様々なアイディアが提示され、熱気あるワークが繰り広げられました。
内橋和久「自称ダンサーのための即興」ワーク
希望者の中から抽選で選ばれた20名が参加する全2回のワーク。音楽家の内橋さんがギターやダクソフォンの楽器で奏でる即興演奏に呼応して、メンバーが即興のダンスを展開していくワーク。2回目には宿題として提供された内橋さんの音源に対して全員が振付を用意して持ち寄り、一つの群舞をクリエーション、8月には全カンパニーメンバーの前で成果を発表しました。
ワーク・イン・プログレス公演『花にまつわる考察』
2025年3月13日(木)~16日(日)/全4公演 於:彩の国さいたま芸術劇場 小ホール






日を追うごとに観客が増え、全公演チケットは予定枚数終了になり、大盛況の公演となりました。公演のレビュー記事も複数媒体で掲載され、劇場の持つ可能性を引き出す新しい取り組みとして高評をいただきました。
観客の声(来場者アンケートより一部抜粋)
・“花”という題材を通して、花の声や色、動きといった感覚と世界の鮮やかさを感じて、生きるって美しいなと思いました。素敵でした。
・想像力を掻き立てられてとても心地よかった。久し振りにワクワクした。「いいんだ」って少し涙出た。
・舞台上の皆さんが一人一人とってもいい顔をしていたのが印象的でした。また観に来たいです。
・予想出来ない展開に終始楽しい気持ちで見る事が出来ました。色々な人が出ていること、言葉があまりないこと。さまざまな気持ちが自分の内側から湧いてきて、また数日経つと色々な感情が沸き起こりそうだなと思いました。見られて本当に良かったです。
・観客200名に対して演者120名もびっくりだったがクリエイターと共にグループごとで作り上げた作品はそれぞれ趣が異なっていて面白かった。とても楽しくさすが近藤良平さんのプロデュース作品だと感心した。
・様々なワークショップから紡ぎ出された種が舞台で結実しつつある本公演。1年後の舞台はどうなるのか
…ワクワクと期待しかありません。
・新しい芸術の形を見た気がした。
【カンパニー・グランデ講師/クリエーション・チーム】
今井朋彦

俳優、演出家。1992年に文学座座員となり、舞台、映像など幅広く活動し、2020年に退団。これまでに紀伊國屋演劇賞個人賞、読売演劇大賞優秀男優賞、芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞。近年の主な出演作に舞台『真夏の夜の夢』(シルヴィウ・プルカレーテ演出)、『ショウ・マスト・ゴー・オン』(三谷幸喜演出)、『月とシネマ2023』(G2演出)、『中村仲蔵』(蓬莱竜太演出)、TV『相棒』、『半沢直樹』、『ラストマン−全盲の捜査官−』など。また演出家としても「メモリアル」(文学座アトリエ)、「メナム河の日本人」(静岡県舞台芸術センター)、「ねー」(愛知県芸術劇場)などを手掛けている。
内橋和久

ギタリスト、ダクソフォン奏者、コンポーザー、プロデューサー。イノセントレコード主宰。インプロヴィゼーショントリオ/アルタードステイツ主宰。83年頃から即興を中心とした音楽に取り組み始め、国内外の様々な音楽家と共演。活動の領域は音楽だけにとどまらず、映像作品やダンス、演劇などの音楽も手掛け、劇団・維新派の舞台音楽監督を30年以上にわたり務める。近年はチェルフィッチュの岡田利規の欧州での全作品の音楽も担当。おおたか静流、UA、細野晴臣、くるり、七尾旅人、青葉市子とも活動。Salyuとはデュオユニット「ウッタギッタ」を2014年に結成。即興音楽家とポップミュージシャンの交流の必要性を説く。現在はベルリン、東京を拠点に活躍。
川口隆夫

1996年ダムタイプに参加。00年よりソロ活動開始。異分野アーティストとのコラボにより「演劇でもダンスでもない、まさにパフォーマンスとしか言いようのない(朝日新聞)」ソロ作品群を発表。近年は『大野一雄について』(2013)などで舞踏を参照し、国内外40都市以上を巡演。『TOUCH OF THE OTHER』(2015)、『バラ色ダンス—-純粋性愛批判』(2022)ではジェンダーやセクシュアリティのテーマと取り組む。21年「Tokyo Real Underground」芸術監督、パフォーマンスイベント「INOUTOSIDE」共同企画運営を務め令和3年度芸術選奨を受賞。14年より女子美術大学にて非常勤講師。
川村亘平斎

影絵師・音楽家。インドネシア・バリ島に2年間滞在し、影絵⼈形芝居【ワヤン・ クリット】と伝統打楽器【ガムラン】を学ぶ。世界各国で影絵と⾳楽のパフォーマンスを発表。フィールドワークやワークショップを⾏い、⼟地に残る物語を影絵作品として再⽣させる活動が⾼く評価されている。その他、切り絵やイラスト、映画・CM等への楽曲提供など幅広く活動している。ガムランを使った⾳楽ユニット【滞空時間】主宰。平成28年度第27回五島記念⽂化賞美術新⼈賞受賞。北海道庁主催『北の絵コンテ⼤賞』受賞(2021)。テレビ東京「東京交差点」出演(2022)。影について:play earth kids『影の図鑑を作ってみる』 https://www.kawamurakoheysai.com/
島崎麻美

東京出身。ダンサー、振付家、女優、教師として国内外で活躍する。3歳からバレエを習い、16歳で渡欧。92年からモーリス・ベジャールの学校”ルードラ”の第1期生でダンス、演劇、声楽、剣道などを学ぶ。卒業後、イスラエルのバットシェバ舞踊団のソリストとして12年間在籍。オハッド・ナハリン、ウィリアム・フォーサイス、シャロン・エヤル、山崎広太をはじめ世界の振付家の作品に出演。バットシェバ舞踊団退団後、10年間イスラエルでダンス教師を努め、子供から大人まで様々なレベルに適したバレエとコンテンポラリーダンスのクラスを教える。また、自身の豊かな経験を元に作られた”エッセンシャルムーブメントクラス”ではダンスの経験がなくても自然に身体を動かし、日常の言葉や出来事を動きで表現するメソッドを伝達する。
武徹太郎

音楽家・美術家。ゼロから始める民族音楽ユニット「馬喰町バンド」のリーダーとして独自の楽曲、楽器を製作して発表している。ライブ活動の他にアニメーションや映画音楽、演劇舞台、ダンス伴奏、壁画制作なども。NHK Eテレ「シャキーン」での音と祭り、民話をめぐるコーナー「まつりばなし」「こんな民話があるんだよ」、生き物の声のアニメーション「イキモノノウタ」を担当。紙芝居やアニメーションと音楽を組み合わせた音楽紙芝居のソロパフォーマンスも各地で巡業中。
https://bakurochoband.com/
日比野克彦
1958年岐阜県生まれ。東京藝術大学に在学していた80年代前半より作家活動を開始し、社会メディアとアート活動を融合する表現領域の拡大に大きな注目が集まる。その後はシドニー・ビエンナーレ、ヴェネチア・ビエンナーレにも参加するなど、国内外で個展•グループ展、領域を横断する多彩な活動を展開。また地域の場の特性を生かしたワークショップ、アートプロジェクトを継続的に発信。現在、岐阜県美術館、 熊本市現代美術館にて館長 、母校である東京藝術大学にて1995年から教育研究活動、2022年から学長を務め、芸術未来研究場を立ち上げ、現代に於けるアートの更なる可能性を追求し、企業、自治体との連携なども積極的に行い「アートは生きる力」を研究、実践し続けている。
目黒陽介

ジャグラー、演出家。14歳でジャグリングを始め、17歳より大道芸やフェスティバル、舞台等に出演。2008年、自身が中心となり現代サーカスカンパニー「ながめくらしつ」を結成し、ほぼ全作品の演出を務める。また、2013年よりエアリアルアーティスト長谷川愛実とのユニット「うつしおみ」としても活動。外部出演作品に、串田和美演出『十二夜』『空中キャバレー』、ラファエルボワテル演出『フィアース5』など。国内では稀有な現代サーカス演出家として、瀬戸内サーカスファクトリー『100年サーカス』『naimono』、世田谷パブリックシアター『悟空~冒険の幕開け~』関連パフォーマンスの演出も手がける。 http://nagamekurasitsu.com/
森洋久

東京大学総合研究博物館准教授。専門は、情報科学と科学技術史。近年はリアルタイム情報処理の知見を応用して、サウンドスケープと博物展示や舞台を組み合わせる試みを手掛けている。展示とサウンドスケープの展示として『疎と密 — 音景 x コレクション』展、『音景夜景 — トウキョウヘオモイヲハセル』展『都市 — ヱドキリエズ』『都市 — サウンドスケープ』を手掛ける。舞台では、『導かれるように間違う』(彩の国さいたま芸術劇場,2022年)でサウンドスケープを展開。2009年8月より国際日本文化研究センター文化資料研究企画室准教授。2017年4月より東京大学総合研究博物館准教授・インターメディアテク主任(現職)。
DJみそしるとMCごはん

「おいしいものは人類の奇跡だ!」をモットーに、トラック、リリック、アートワーク、映像などを自ら制作し、料理と音楽の新たな楽しみ方を提案する、超自家製ラッパー。 まぎらわしい名前だけど、一人。9年間、NHK Eテレ「ごちそんぐDJ」に出演しお茶の間に進出。近年では絵本作家としてもデビューを果たす。各地の食材をフューチャリングに迎える出張食堂『ジャスタジスイ食堂』もじんわり始動!
https://www.omisohan.com/
公演概要
彩の国さいたま芸術劇場 カンパニー・グランデ 『春の祭典』
2026年2月7日(土)・8日(日)
各日15時開演(14時半開場)
彩の国さいたま芸術劇場 大ホール
——年齢、性別、国籍、障がいの有無、プロ・アマの垣根を越えて集った100名以上のメンバーが11名のアーティストとともに、誰も見たことのない『春の祭典』を立ち上げます。
■スタッフ
総合演出 近藤良平
クリエーション・チーム
今井朋彦、内橋和久、川口隆夫、川村亘平斎、島崎麻美、武徹太郎、日比野克彦、目黒陽介、
森洋久、DJみそしるとMCごはん(50音順)
出演 カンパニー・グランデ メンバー
衣裳 加納豊美
照明 菅沼翔太(彩の国さいたま芸術劇場)
音響 奥山茂之(彩の国さいたま芸術劇場)
舞台監督 大畑豪次郎(彩の国さいたま芸術劇場)
技術監督 山田潤一(彩の国さいたま芸術劇場)
舞台手話通訳・手話監修 株式会社エンタメロード
音声ガイド 舞台ナビLAMP
公演ページ https://www.saf.or.jp/arthall/stages/detail/105488/
カンパニー・グランデ 特設サイト https://www.saf.or.jp/company_grande/
■チケット(全席指定・税込み)
応援チケット 6,000円
(『春の祭典』オリジナルマグカップ&ドリップ珈琲付き)
※枚数制限あり/当日引換
一般 4,000円
U-25* 3,000円
障がい者割引** 3,000円
SAFメンバーズ 3,500円
*公演時、25歳以下対象。入場時要身分証明書提示
**入場時に要障害者手帳。介助者1名まで同額
※0歳から入場可・3歳まで膝上鑑賞無料。
※未就学児は保護者の同伴をお願いします。
※スムーズなご案内のため、車いすでご来場の方は、チケットご購入時に必ずSAFチケットセンターへご連絡ください。
※営利目的の転売を禁止します。
<<< チケット11/9(日)一般発売 >>>
■チケット取扱い・お問合せ
[Web] SAFオンラインチケット https://www.saf.or.jp/t/
[電話] SAFチケットセンター 0570-064-939(劇場休館日を除く10:00~18:00)
[窓口] 彩の国さいたま芸術劇場(休館日を除く10:00~18:00)
埼玉会館(休館日を除く10:00~18:00)
■鑑賞サポート(一部サービスは要申込)
舞台手話通訳、音声ガイド貸出し、FM補聴システム貸出、託児サービス、車椅子での観劇、補助犬の同伴、
フリーエリアのご用意、イヤーマフ貸出ほか
詳しくは劇場ホームページをご確認ください。
https://www.saf.or.jp/arthall/information/detail/105958/
■主催・企画・制作:公益財団法人埼玉県芸術文化振興財団(彩の国さいたま芸術劇場)
■助成:一般財団法人地域創造
文化庁文化芸術振興費補助金
劇場・音楽堂等機能強化推進事業(劇場・音楽堂等機能強化総合支援事業)
独立行政法人日本芸術文化振興会

応援チケットに付属する『春の祭典』オリジナルマグカップ&ドリップ珈琲(イメージ画像)
【関連企画】東京大学総合研究博物館×彩の国さいたま芸術劇場 特別企画展示『春、音と影のあわいに』
カンパニー・グランデ『春の祭典』の開催にあわせて、東京大学総合研究博物館との共催(予定)により特別企画展示を行います。
キュレーション:森洋久(カンパニー・グランデ クリエーション・チーム/東京大学 准教授)
会期:2026年1月27日(火)~2月15日(日) ※休館日除く
会場:彩の国さいたま芸術劇場 ガレリア・光の庭
入場無料
主催:公益財団法人埼玉県芸術文化振興財団(彩の国さいたま芸術劇場)
共催:東京大学総合研究博物館(予定)





















