ヤマハ 台湾向け楽譜配信サービス「樂譜天地」リリース
日本発コンテンツの価値を台湾で創出—教育現場でも安心して使える公式楽譜を

樂譜天地URL:https://www.sheetmusic.tw/
株式会社ヤマハミュージックエンタテインメントホールディングス(本社:神奈川県横浜市 代表取締役:堤 聡、以下「当社」)は、台湾市場向けの楽譜配信サービス「樂譜天地」を2025年5月にローンチしました。
国内で親しまれている「ぷりんと楽譜」の台湾版として、現地の音楽愛好家や教育現場のニーズに応えて開発された、当社にとって初の海外展開サービスです。日本で培ってきた楽譜配信のノウハウを活かし、台湾で日本発コンテンツの新たな価値創出を目指していきます。
「樂譜天地」では、近年話題となったアニメ主題歌をはじめ、スタジオジブリ作品の名曲、J-POP、クラシックなど、台湾でも高い人気を誇る楽曲の楽譜を、1曲単位でダウンロード購入できます。価格はTWD65〜(約314円〜 ※2025年8月現在の為替レート)。
台湾の音楽教育現場やSNSカルチャーにおいて、日本の音楽コンテンツは高い需要があります。特に、現地の音楽レッスンでは、生徒のモチベーションを引き出す教材として日本の楽曲が多く取り入れられていますが、正規の楽譜を入手するのが難しいという課題がありました。「樂譜天地」では、こうした背景を受け、現地の教育現場に適したレベル別の楽譜や、原曲に忠実で高品質なアレンジによる楽譜を、トレンドアニメを中心にラインナップ。台湾の演奏者や指導者にとって、より便利に、より音楽を楽しめるサービスとして提供されています。
台湾の著作権法遵守
「樂譜天地」では、台湾の著作権管理団体 MÜST(Music Copyright Society of Chinese Taipei)等を通じて、インターネット配信に必要な音楽著作権について、現地の法制度に基づいた適切な権利処理を行っています。
近年、台湾でも法令を遵守したサービスの重要性が一層認識されるようになっています。「樂譜天地」は、著作権についても安心して利用できる配信サービスとして、台湾のユーザーから高い評価を得ています。
「樂譜天地」という名前に込めた想い
「樂譜天地」という名称には、多様な楽譜や音楽関連の商品・サービスが広がる「天地」(※繁体字で「世界」を意味)のような空間で、お客様一人ひとりが自由に音楽を探索し、自分らしい音楽体験を見つけてほしいという思いが込められています。
そのため、ジャンルや難易度、編成などにおいて1曲につき複数のアレンジを制作・配信しています。今後はピアノだけでなく、さまざまな楽器の楽譜の追加や、楽譜以外の音楽関連商品取り扱いも検討しています。
この名称は、単なる楽譜配信にとどまらず、音楽の学びや楽しみ方そのものを豊かにする場でありたいというヤマハの理念「感動を・ともに・創る」を反映したものです。
楽譜との出会いを通じて、演奏への意欲や創造性が広がっていくことを願っています。
今後当社は、「樂譜天地」を通じて台湾の音楽教育・演奏文化の活性化に貢献してまいります。また、その知見を活かして他のアジア地域にも拡大し、日本発の音楽コンテンツを世界中の人々へ届けていきます。音楽を通じて世界の人々の豊かな暮らしと文化の発展に寄与することを目指します。
サービスの詳細は、以下のリンクからご覧ください。
樂譜天地
https://www.sheetmusic.tw/
※2025年現在サービスの対象は台湾国内に限られ、日本からの購入はできません。
お問い合わせ
サービス内容、利用方法、法人でのご利用、ライセンス等に関するお問い合わせは、以下の「ぷりんと楽譜」共通お問い合わせフォームより受け付けております。お気軽にお問い合わせください。
https://inquiry.yamaha.com/contact/?act=2015&lcl=ja_JP&sl=no
※フォームの「件名」欄に「樂譜天地」とご記入ください。