【高知県四万十町】閉校となった学び舎の子どもたちの「ぼうさいミュージアム」が役場で出張展示!
「ぼうさい甲子園」で表彰された成果を特別公開、過去の学びを未来の備えに。
2025-10-24 10:00
南海トラフ地震が発生した場合、最大31mの津波が想定されている高知県四万十町興津地区。
この地域では長年、地域の小中学校と地域住民、そして京都大学防災研究所が一体となって防災活動に取り組んできました。小中学校が閉校となった今、子どもたちの防災活動の軌跡は「興津ぼうさいミュージアム」に展示されています。
今回、期間限定でその展示品の一部を四万十町役場本庁舎に出張展示します。
興津ぼうさいミュージアムは、閉校となった旧興津小学校の空き教室に設置されています。興津小・中学校の児童や生徒たちの「ぼうさい甲子園」での表彰実績など、これまでの熱心な活動の集大成を展示しています。
最大の見どころは、子どもたちが毎年、地域を歩きながら手作りで制作した「防災マップ」の数々です。毎年視点を変え、災害リスクや避難経路を細かく調査して仕上げたマップからは、子どもたちの真剣な取り組みと地域を守りたいという強い想いが伝わってきます。
今回は興津地区の方だけでなく、より多くの方に作品をご覧いただき、防災意識を高めてもらおうと四万十町役場の1階ホールへ出張展示を企画しました。11月8日(土)には、マップ制作に携わった学生たちもガイドとしてご説明します。
津波浸水想定区域に住む子どもたちが自ら学び、考えた防災の知恵や工夫を、ぜひこの機会にご覧ください。
◆開催期間 令和7年10月27日(月)~11月14日(金)
◆展示場所 四万十町役場 本庁西庁舎 1階ふれあいホール
(高知県高岡郡四万十町琴平町16番17号)
◆展示内容 防災マップ、防災新聞、津波到達表示板
家具転倒防止対策など
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