世界の石油化学インフラに対する投資額は、2012年に641億米ドルへ
株式会社グローバル インフォメーションは、ビジョンゲインが発行した報告書「The Petrochemical Infrastructure Market 2012-2022 (石油化学インフラ市場:2012-2022年)」の販売を開始しました。
石油化学インフラ市場の発展は、ポリマー製品を生産しはじめた新興工業国によってけん引されています。こうした国では、肥料や燃料添加剤に対して高い需要があります。
石油化学製品の用途には限りがありません。自動車タイヤ用のゴムから、日常使用されるプラスチックスにいたるまで、多くの企業が、新しく革新的な石油化学製品の開発のために、膨大な投資を行っています。
ビジョンゲインでは、石油化学インフラ市場の設備投資費は、2012年に641億米ドルに達すると予想しています。
原油や天然ガスから生産される石油化学基礎製品は、エチレン、プロピレン、メタノール、そして、ベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素です。
中国、インド、そして他の急成長国で多くの製品が生産されていますが、その生産には石油化学基礎製品によるポリマーが必要です。
したがって、こうした国では、石油化学産業へのさらなる投資がとても重要となっています。今後は他の国からの石油関連製品の輸入を減らし、自国で自給しようとしているからです。
ガラス繊維や炭素繊維の強化ポリマーといった、先進的な石油化学製品も数多くあり、これらは、航空宇宙や防衛産業の素材として選択されるようになってきています。
一方で、PVCや接着剤も、建設業界でしだいに人気が高まってきています。
最も基本的な素材から、先進的な素材にいたるまで、石油化学製品への需要が成長し、既存インフラの稼動率を押し上げています。
今後10年間、急拡大する世界的な需要に対応するために、多くの新しい石油化学施設が建設されるでしょう。
市場調査レポート: 石油化学インフラ市場:2012-2022年
The Petrochemical Infrastructure Market 2012-2022
http://www.gii.co.jp/report/kt230872-petrochemical-infrastructure-market-2012-2022.html
出版日 2012年01月
発行: Visiongain
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