医療用レーザーの世界市場は、2016年に68億米ドル規模へ
株式会社グローバル インフォメーションは、BCCリサーチが発行した報告書「Global Markets and Technologies for Medical Lasers (世界の医療用レーザー市場および技術)」の販売を開始しました。
世界の医療用レーザー市場は、2011年には30億米ドル規模でしたが、その後、複合年間成長率CAGR 17.3%で推移し、2016年には68億米ドル近くの規模に達する見通しです。
医療用レーザー市場は、アプリケーション別に、治療と診断の2つの部門に分けられます。
治療部門は、2011年には22億米ドル規模でしたが、その後CAGR 10.5%で成長し、2016年には37億米ドルに近づく見通しです。
診断部門は、2011年には8億米ドル以上の規模でしたが、その後CAGR 30.6%で成長し、2016年には30億米ドルを上回ると予想されます。
生命科学、診断およびイメージング技術におけるレーザー利用法の近年の進化にはめざましいものがあります。
特に、光子飛行時間測定、共焦点走査、多光子イメージングおよび蛍光、そしてラマンに基づく技術などの開発が例として挙げられます。こうした技術の多くは、患者の診断、そして治療の指針やモニタリングのために利用することができます。
2008年および2009年の世界的な不況が、医療用レーザー市場に著しい悪影響を与えました。
医療用レーザーの需要の多くは、レーザー光線による視力回復手術など、緊急性がなく、治療の有無は消費者の選択に委ねられる処置によるものです。2008年および2009年には、多くの患者が不景気のために倹約し、手術を受けるのを延期しました。
しかし、CAGR 17.3%という成長率は、ほぼ中期的な将来において、同市場が健全な見通しであることを示しています。
市場調査レポート: 世界の医療用レーザー市場および技術
Global Markets and Technologies for Medical Lasers
http://www.gii.co.jp/report/bc228041-global-markets-technologies-medical-lasers.html
出版日 2012年01月
発行: BCC Research
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